俺は
犬狼伝説というのはまったくしらず、見たこともなかったんですがたまたま商品を見てたらこのフィギアがのってて、かっこいいなーと思い見てみると、全体の評価がかなり良くヒット商品のようで、値段も少し安かったので買ってしまいました。
実際見てみると、かっこいいんですがなんだかダースベイダーとザグがあわさったような感じでした・・・そのためか最初見たときからみれんがあるうな感じがしました。
このフィギアは中身が女性のため、細身の兵士?になっており、女性兵士っていうのが良く出されています。また可動箇所も多いので色んなポーズをつけることが出来ます。フィギアのサイズもでかめです。あと結講頑丈なのである程度手荒にあつかっても平気だと思います。
このフィギアのアーマーは組み立て式で、このてのフィギアはやはり結講組み立てが大変です。
藤原カムイというのはもともと器用な作家で、本来のメビウスに影響を受けた繊細な絵柄のほかに「ロトの紋章」では少年誌風、「雷火」では劇画調など様々な
タッチを使い分ける漫画家でした。メビウスは本名のジャン・ジローで「ブルーベリー」という西部劇(劇画
タッチ)を描いているのですが、器用さという点では大友克洋より藤原カムイの方がメビウスに近いポジションにいると思うのですよね。
「ロトの紋章」では意図的に鳥山明の絵柄に似せていたと思われるのですが、思いがけず(失礼!)この作品が長期化したことによって、借り物の絵柄が代表作のようになってしまいました。作画のデジタル化も手伝ってか、ここ数年の作品に対してはかつての「線に対する思い入れ」のようなものを感じられず、期待したLSDもいまひとつだったので、個人的にはあきらめに近い感情を抱いていました。
しかし、この作品にはいい意味で期待を裏切られました。絵柄はGペンによる変化のある描線と本来の繊細さがちょうどよいバランスで融合し、なにより生き生きと描いているのが分かります。ストーリーについて詳しくは書きませんが、箱庭的な世界観の作り込み、SF風味のスラップスティック、実験的な要素の盛り込み・・・そうです、こういうのが読みたかったんです。
これはまぎれもなく藤原カムイの「復活作」です。ここ数年の氏の作品しか知らない方は、是非。