Termiluxのオイルラジエーターヒーターは12フィンのものを1998年から使っている。その間、二度の
引越しを経験したが、一度も故障することなく、現在まで使用し続けている。この度、16フィンのものが出ていることを知り、もう一台購入することにした。
全体のデザインは当時と変わらないが、タイマーの設計が改良され、時計の長針が付いたことにより、さらに設定がしやすくなった。このタイマーは優れもので、24時間表示された円周上にある小さなピンを円の内側に押し込むとその時間帯だけ電気が入る仕組みになっている。一旦セットして、
電源を入れておくと、後はスイッチの入/切を気にしなくてもセットした時刻に電気が入ったり切れたりして、適当な温度を保ってくれる。勿論、まる1日以上家を明けるような場合は、
電源を切った方が良いだろうが、そうでない場合は
電源を入れっぱなしで一冬を過ごすといった使い方もできるだろう。
オイルラジエーターヒーターというものを初めて使い始めた頃は、それまで使っていたガスファンヒーターなどに比べて全然暖かくないと感じたものだが、それはオイルラジエーターヒーターの使い方を良く知らなかったからだ。これは冷えた部屋をすぐに暖めて、部屋から出るときはすぐに消すといった使い方をするものではなく、2時間くらいかけてゆっくりと部屋を暖めて、その後は温度調節ツマミとタイマーを上手に設定して部屋の温度が下がりすぎないようにするというのが正しい使い方なのだ。何よりも静か(無音と言っても良い)で、空気を汚さないのが良い。
静かで空気を汚さないという点では、遠赤外線パネルヒーターも候補に上がるかと思うが、遠赤外線パネルヒーターは空気を暖めるものではなく、遠赤外線が当たった物を暖めるという性質があるため、遠赤外線が当たる場所と当たらない場所の温度差が激しいように思う。(ヒーターの前にいるととても暖かい。)オイルラジエーターヒーターの場合は、部屋全体の空気が暖かくなる感じで、部屋がとても柔らかな暖かさに包まれる。
最近ではオイルラジエーターヒーターの認知度も徐々に高くなってきて、Delonghi(
イタリア)やeureks(日本)など、モダンなデザインものや、マイコンを搭載したものなども登場しているが、私がTermiluxを選んだのは何よりもその信頼性とシンプルな構造、そしてクラシックなデザインが気に入っているからだ。今ではレトロと言っても良いそのデザインは、これぞオイルラジエーターヒーターという完成された形だと思う。
メーカーのWarm社をGoogle Mapsのストリートビューで見てみると、まるで「小さな村の物語
イタリア」に出てきそうな工場とその周辺を見ることができる。Termiluxのオイルラジエーターヒーターで暖めた部屋で
イタリアの村に思いを馳せるのが私の冬の過ごし方だ。
ほっとします!表題作の彼らはあるすれ違いで離れてしまってシリアス?!って感じるんですが、そのあとの2人はとてもラブラブ。喜名が恵さんをすっごく愛してるのが伝わる作品ばかり。
彼らの大学の先生同士のお話も関連するカタチで描かれていてよかったです。
絵も安定してるし、ちゃんとした流れのHだったのでお気に入りの1冊です!