本作の撮影中、バカンスを楽しんでいたN・ウッド(「ウエストサイド物語」)に訪れた突然の不幸は不可解きわまりないものだった。乗りあわせていたのが、N・ウッドと夫のR・ワグナーとC・ウォーケンと船員の4人。 N・ウッドは夫R・ワグナーと不仲、共演者C・ウォーケンと恋愛関係があり、当時からR・ワグナーが疑われていた。最近この謎めいた事件の再捜査が始まったニュースに驚き、みでじゃさん他レビュアー諸氏のレビューを読んだことがきっかけで映画を再見。 脳内の記憶や五感・刺激をインプットして、疑似体験ができる装置「ブレインストーム」を開発している研究者のグループリーダーは、ルイーズ・フレッチャー(「カッコーの巣の上で」)。 優秀な研究者夫婦はC・ウォーケン(「ディア・ハンター」)とN・ウッド。 ブレインストームを軍事利用しようとする企業サイドとの思惑と、研究者夫婦の私生活を並行して描いている作品。 魚眼レンズを使ったり、あらゆる実験的な視覚的映像やストーリー展開は、今見てもなかなかのもの。 ルイーズ・フレッチャーの凄みのある演技にひきこまれ、絶命にいたるシーンは迫力があった。 N・ウッドの不幸によって、映画の脚本の後半は手直しされたというエピソードがあり、もし事故がなかったら?のラストが気になる。 この作品をリメイクしたら、面白いかもしれない。 音楽担当はJ・ホーナー。 D・トランブル監督は「ブレード・ランナー」の特撮監督、「2001年宇宙の旅」や「未知との遭遇」「スター・トレック」等の特撮 スタッフ。 N・ウッド事件の捜査展開によって、今後プレミアがつきそう。
From the earliest sci-fi movies to the latest graphic novel people have been speculating on transferring thoughts and experiences. You may recall, "Total Recall" or a recent independent "Sleep Dealer" where with minimum connections you are lost and possibly endangered by others' thoughts dead or alive.
This is a good presentation of the standard who done it mystery mixes with a tad of sci-fi. The characters and story make the film.
Researchers Lillian Reynolds (Louise Fletcher) and Michael Brace (Christopher Walken) build a though recorder. Now everyone, government, perverts, lost loves, industrialists etc., wants the device for different purposes. Soon someone is dead. Soon someone is dead. Guess how they search for who done it and why.
「自由に意見を出し合う会議」・・・ではありません。 人間の体験した記憶や感覚を、そのまま他人が追体験できる革命的新システム“ブレイン・スキャン”。 悪用しようとする者や、快楽の記録を楽しみ過ぎて「ドランカー」状態になる者 などが現れ、主人公はついに同僚の記録した「死」の記録を追体験しようとする。 科学者のあくなき好奇心と、臨死体験がテーマです。 その「死」の映像は「当時」の最先端のSFX技術で描かれています。 技術的にはもちろん現在に及びませんが、「テクノロジー」よりも「SFマインド」を楽しめる映画です!! 監督は「サイレント・ランニング」のダグラス・トランブル。 「未知との遭遇」「スター・トレック」「ブレードランナー」の特撮監督です。 さて、彼の考えた「死」の映像は何だったのでしょうか・・・。 個性派俳優クリストファー・ウォーケン、ルイーズ・フレッチャーら俳優も見所ですが、 出演していたナタリー・ウッドは、この映画の撮影中にボートの転覆事故で水死され、 この映画はナタリーに捧げられています。 当時、映画館で見ましたが、劇場では、“ブレイン・スキャン”シーンのみ「ワイド スクリーン映像」でした。 それ以外は、 スクリーンの左右は黒いまま・・・という珍しい経験。 いい思い出です。 アニメ映画「ヤマトよ永遠に」みたいでした。
旧版DVDとは違う仕様(旧版はノン・スクイーズのレターボックス仕様。本DVDは音声も5・1のドルビー・サラウンド化されており、驚異的なサラウンド効果がある)。ただし本版が同じ ジャケット・デザインの北米盤とまったく同じ仕様ならば、という条件付き(最近、 ジャケットだけは北米盤と同じなのに中身は旧版のまま、という手抜きがFOXジャパンには多かったので、注意喚起する。ワーナー・ジャパンではそんなことはないだろうと思うが、本商品の仕様のところに何も表示がないので不親切だ。日本向けだけトリミング・バージョンということなのか?)。 2年前に北米盤(リージョン1だが日本語字幕入り)を買ってほっぽらかしていたが、本作主演のナタリー・ウッド事故死事件の再 調査開始のニュースが飛び込んだので、懐かしさのあまり、ほぼ10年ぶりに再見した。前回の視聴は輸入盤LDで。有楽座の70ミリ版ロードショー公開は見逃したゆえ、敢えて劇場では見ないできた。最先端テクノロジーを駆使する特撮監督ダグラス・トランブル(「2001年宇宙の旅」「未知の遭遇」等の特撮で知られる。監督した「サイレント・ラニング」も素晴らしい作品)監督作品ゆえ、本作は映画パッケージソフトでも画期的な商品が次々登場した。国内版LDでは、通常よりも容量が大きいCAV収録のボックスLDも出ていたはずだ。したがって、いまだにブルーレイ化のニュースがないのは謎である。 本作が遺作となったウッドの事故当時、本作で共演したクリストファー・ウォーケンが、当時のウッドの夫で2度もウッドと結婚離婚を繰り返していたロバート・ワグナーと、プライベートボートの船上で殴り合いのケンカを始めたのが事故の発端とされている。本作で危機状態にある夫婦を演じたウッドとウォーケンはただならぬ関係にあったことをうかがわせるほどの熱演をしているのがわかる。事故 調査の再開は信用に足る情報提供があったからとされているので、親族関係者からの重要な情報提供があったことをうかがわせる。 なにはともあれ、本作はそうした「死」の予感に満ちたある種、不気味な映画であり、その外見とは似合わず ハリウッド大作としては極めて異色な反テクノロジー的哲学映画の風合いが強い。トランブルが特撮アドヴァイザーを務めたとされるテレンス・マリック畢生の近作「ツリー・オブ・ライフ」とも一脈相通じる映画、ともいえるだろう。未見の方はとにかく必見作だ(なるべく大画面・大音響で)。
「自由に意見を出し合う会議」・・・ではありません。 人間の体験した記憶や感覚を、そのまま他人が追体験できる革命的新システム“ブレイン・スキャン”。 悪用しようとする者や、快楽の記録を楽しみ過ぎて「ドランカー」状態になる者 などが現れ、主人公はついに同僚の記録した「死」の記録を追体験しようとする。 科学者のあくなき好奇心と、臨死体験がテーマです。 その「死」の映像は「当時」の最先端のSFX技術で描かれています。 技術的にはもちろん現在に及びませんが、「テクノロジー」よりも「SFマインド」を楽しめる映画です!! 監督は「サイレント・ランニング」のダグラス・トランブル。 「未知との遭遇」「スター・トレック」「ブレードランナー」の特撮監督です。 さて、彼の考えた「死」の映像は何だったのでしょうか・・・。 個性派俳優クリストファー・ウォーケン、ルイーズ・フレッチャーら俳優も見所ですが、 出演していたナタリー・ウッドは、この映画の撮影中にボートの転覆事故で水死され、 この映画はナタリーに捧げられています。 当時、映画館で見ましたが、劇場では、“ブレイン・スキャン”シーンのみ「ワイド スクリーン映像」でした。 それ以外は、 スクリーンの左右は黒いまま・・・という珍しい経験。 いい思い出です。 アニメ映画「ヤマトよ永遠に」みたいでした。
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