挿入歌や主題歌として、一度だけ、数回だけ使われた幻のあの曲たちも収録で、劇場版主題歌は網羅している。
大山のぶ代版
ドラえもん、水田わさび版
ドラえもんのどちらの曲もあんな曲こんな曲いっぱい98曲も収録で6300円なら安いと感じる。
山野さと子、大杉久美子、堀江美都子、
武田鉄矢と、
ドラえもんといえばこの人!というアーティストの曲は殆ど聞けるのてはないでしょうか。
キャラソンの一部は未収録ですが、大山ドラとわさドラ、どちらの世代も楽しめるので親子で満足の五枚組CDだと思います。
私、独身ですけどね。
本商品を前にして素直な想いを述べたい、このDVDに収録される
タイトルには漫画版の読者にとっては原作の映像作品化という点においていくばくかの不満の残る物が混在するが、TVアニメの歴史において比べるものも代わるものも無い「藤子アニメ」をこのまま埋もれさせるわけにはいかないという企業人の使命感のようなものを感じる。
小学館(出版社)とテレビ朝日(TV局)の共同企画でありながら「
チンプイ」のように出版社の異なる作品、「
モジャ公」「ポコニャン」「キテレツ」のように放送局の違う作品群(制作会社もそれぞれ異なる)を同じ藤子Fアニメというカテゴリーの下に集結させた企画者の見識と努力には素直に敬意を表する、このアーカイブスDVDはファングッズであると共に文化事業でもあるのではなかろうか。
今回の企画が成功した暁には、是非とも東京ムービー版の
パーマンやジャングル黒べぇ、幻の日本テレビ版
ドラえもん等で続巻を出していただきたい、そこまでやって初めてこの「文化事業」は意味のあるものとなるのだ。
参考までに収録曲です。藤子F先生のテレビアニメ作品集も
A先生のものと同様に2枚出ていますが、こちらは2枚の収録曲が
若干違っていて、
チンプイと
エスパー魔美の後半主題歌が
未収録の代わりに、
パーマン関係の歌が多く収録されています。
1.
ドラえもんのうた
2.ぼくたち地球人
3.青空っていいな
4.ハロー!ドラミちゃん
5.青い空はポケットさ
6.
ドラえもん音頭
7.ぼく
ドラえもん8.
ドラえもん・えかきうた
9.ドラミちゃんのえかきうた
10.
ドラえもん数えうた
11.きてよ
パーマン12.
パーマンはそこにいる
13.御機嫌伺いLOVE
14.
パーマン音頭
15.
パーマンのえかきうた
16.雨のSweet Magic
17.
パーマン・マーチ
18.悲しきコピー・ロボット
19.テレポーテーション〜恋の未確認
20.不思議Angel
自分としては今回、Fさんのアニメ主題歌、挿入歌集が発売されてとてもうれしいです。主なアニメの歌(
ドラえもん、
チンプイ、
エスパー魔美、
パーマン、キテレツ、ポコニャン、
モジャ公、
ウメ星デンカ、
ジャングル黒べえ、バケルくん
21エモン)がほとんど入っていてとても満足しています。個人的には
21エモンの「おーい車屋さん」も入っていたらもっとうれしかったんですけどね〜。しかしこれは買っておいた方がいいですよ!
ドラえもん、オバQの子供漫画
タッチで描かれた、大人の世界の奇妙で微妙なSF,ファンタジー漫画。1970年前後にビッグコミックなどに掲載された作品なので、昔通勤電車の中で読んだ、と懐かしい世代もあると思います。掲載作品の「劇画・オバQ」については「大人になること」に関連して、どこかで何か評されていたのを見た気がします。ちょっとほろ苦い結末のオバQです。
描かれた時代を感じさせる題材が多いですが、それもまた面白いところ。人口増加、食糧難など、当時の近未来への関心事はこういうことだったのか、とあらためて思わずにはいられない作品「じじぬき」「間引き」。2006年現在、日本は人口減少に向ったとされ、なんとか子供を増やそうといろいろと騒がしくなっていますが、30年前は漫画にどのように捉えられていたのか。ちょっとタイムスリップして見直して見るのも悪くないでしょう。
表題の「ミノタウロスの皿」や「一千年後の再開」は純然たるSF。「わが子スー
パーマン」や「コロリころげた木の根っ子」は、最後がちょっと怖い。それぞれに奇妙で楽しめる、けれど微妙な話ばかりです。
ドラえもんやオバQを書きながら「良い子供社会」のメッセージを送る一方、作者は大人社会へのメッセージをこんな形で書いていたのだ、と思いながら、今の社会ならどんな風に描かれたかな、などとも想像をしてしまうシリーズです。文庫本だと4分冊あまり。どれもそれぞれ面白い。
劇作家、北村想のエッセー(というかあとがきというか)がついていますが、これは文庫本化する前の叢書につけたものだったらしく、文庫では他巻に掲載されているものもあわせて、の評になっています。