「ナムコのシューティングゲームで一番記憶に残っているものは?」
そんな質問をすれば,往年のゲーマー諸氏の皆様は手を上げてこう叫ぶに
違いありません。
「フェリオス...じゃなかった,ゼビウスッ!」
往年のゲーマーさんなら,
ナスカの地上絵を背景に飛ぶソルバルウの勇姿
を,今でも目前にありありと思い出されるのではないでしょうか。
私は,まさにそうした感性を残した四十代のおっさんゲーマーでして...
このソルバルウが発売されると聞いた時には,もうザッパーの直撃を受けた
ような感動が,胸を貫いたものです。
以前からソルバルウの立体物と言うのは存在していましたが,購入するのは
今回が初めてになります。
それらも買っておけば良かったと,今更ながら後悔しておりますが...
さて,現在はまだ素組みの状態ですが,レビューさせて頂きますと,ランナーは
計6枚。
ホワイト,グレー,ブルー,オレンジ(コックピットカバー)と色分けがなされており,
シールも付属するので,無塗装でも許容範囲内ではないでしょうか。
また,パーツ各種を見た結果,モールドの甘さなどは感じられませんでした。
で...これらをいそいそと素組みした訳ですが,約数年間,模型から遠ざかって
いた私の腕で,およそ20分(後ハメ等の加工はせず)ほどかかりました。
プラとプラの合いは悪くありませんでした。
ただ,コックピットの計器類がメタリックシールを貼る仕様でして,こちらは個人
的な好みからすれば,水転写式デカールの方が有難かったと思う次第です。
それ以外は,バーニア周りをいじってやると,模型としての楽しみが増えるよ
うに思えます。
それになにより,造りながらノスタルジーに浸れるのが,この模型最大の功績
と言えるのではないでしょうか。
あの特徴的なBGMを流しながら,完成するまで胸を弾ませる。
おそらく往年のゲーマーさんなら,このソルバルウを造るだけで,そうした気持
ちになれること請け合いです。
本当に,あの頃のナムコは良かった...
出来れば,ウェーブさんには,この勢いでスターラスター,メタルホーク,オーダイン
辺りをお願いしたいものです。
なお,パッケージがいい感じに仕上がっていたのを付記しておきます。
箱絵だけで,思わず小躍りしてしまいましたとさ。
当時12インチシングルで発売され、その後CD時代になってもちっとも再発されずに我々を哀しませてきた本作(前作「ビデオ・ゲーム・ミュージック」と次作「リターン・オブ・ビデオ・ゲーム・ミュージック」は、「リターン~」のB面を削って1枚にまとめられ「ベスト・オブ・ビデオ・ゲーム・ミュージック」として発売されていた)。
そしてようやく「LEGEND」シリーズとして再発され、久しぶりに聞いてもその鮮烈さには一切のほころびはなく、当時の衝撃が蘇ってくる。
アナログA面をまるまる使った“スーパーゼビウス”の壮絶っぷりに震え、オリジナル音源発表前の「ギャプラス」逆星流音の緊張感にシビれ、「ドルアーガ」エンディングテーマの荘厳な雰囲気に酔う…贅沢な1枚です。