音楽的には最高点をあげても良いのですが、小説とのタイアップという新しい試みは如何かと思う。
映画音楽があるからといって、読書にBGMは必要かというと疑問だ。3分とか5分で章をきっちり読めるわけでないし、全く場面にそぐわない音楽がなってしまう時もあるはずだ。読書ということを取り上げれば白紙に羅列された文字という記号から世界を創造するのは「読者」一人一人で、音楽を聴きながら読書する事自体に違和感を覚えるのと思う。
ディレクターの自己満足だ。小説という、ある種狭い部屋に音楽を閉じ込める必要はない。
小説はさておいて、
タイトルの部屋を聴き手が創造する音楽として聞くことをお薦めします。
それぞれの人が素敵だと思う部屋を思い浮かべられる素敵な音楽たちを不幸と関連付ける必要は全くありません。
昔の
新宿など、世相を見れたり、今も活躍する脇の方々の演技も最高の作品だと思います。
ものすごく哀しい映画なんですが、反面、人間って捨てたもんじゃないな、と思わせる映画だと思います。
10年程前に一度観たのですが、
タイトルも判らず半ば探すのを諦めてました。
先日、ふとしたことから
中井貴一さんの出演から検索したところ、運良くヒット。購入出来ました。
もともとビデオ(しかもレンタルアップ品)ですから、画質は期待していませんでしたが、充分観賞出来て満足でした。
JALを利用するときは、真っ先にこのエッセイを読んでいる。やはり、まとめて読めることは、至福です。