昨年「序章。」を購入して以来和楽器バンドの虜になりました。
元々ハードロック、
ジャズ、フュージョンが好きだったんですがこのバンドは自分の好きな要素+ゆうこりん&町屋さんのハーモニーでメロメロ。
また大輔さんの素敵な尺八も忘れてはなりません。尺八本来の吹き方の他にリコーダのようなキッチュな音、さらに、
ジャズの
フルートを思い起こさせる早い旋律のブルーノートもこなしているではありませんか!
全12曲スキップしてしまう曲もなく聞けてしまうアルバムは初めてです。
特にEpisode.0は思わず涙腺が緩みっぱなしw
ボカロ好きな人もそうでない人も聞けてしまうこの一枚。
後はライブに行って生の音を一刻も早く聞きたいですね。
CDの音質について
ヘヴィー感重視でアルバム全体に渡ってローブーストのミキシングの傾向です(特に「天樂」「千本桜」)。
再生ユニットが低音側の再生に耐えられないと中高音領域がつぶされてしまい雑音っぽい音になります。
再生ユニットを見直すか、低域側をカットすれば聞きやすくなると思います(YouTubeは大幅に低音カットされているので聞きやすいのはこのお蔭)。
低音重視のイヤホンで聞くのが一番簡単かもしれませんね。
私は下記リンクのイヤホンで聞いています。
SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー XB90EX ブラック MDR-XB90EX/B
※このレビューはシリーズファンとしてあえて厳しく書いています。
(3月23日、下記にQ&Aを追記しました。本筋は変更していません。)
この作品は主にPS vitaの「初音ミク -Project DIVA- f 」に、追加の要素を少量足したHD版、据え置き版。
良いところはもちろんありますが、問題点もちらほらと見つかった。
まずは先に悪い点。
まずこの
タイトルで欠かせないのが環境面、ビジュアル面。
音ゲーかつPVが再生されながらプレイする独自のスタイルのため、上記の二点は、この
タイトルでは欠かせない要素となっている。
が、今作は今一つ納得できない。
まず音質に関してだが、悪くない。が、今時のPS3のソフトでドルビーデジタルに対応していないのはどうだろう。これは比較的PS3初期のソフトにも備わっているというのに。
また、トロフィーもvita版と同期されるのが、やりこむ気力を失う要素になっている。
vitaとPS3で同一の
タイトルの中には、別個になっているものもある。できればこういう風にして欲しかった。せっかく買ったからトロフィーレベルを上げたい方もいるだろうし。
それらはまだよいとして、そして今回一番問題だと思ったのが、明らかにフレームレートが悪い。最近のPS3のソフトはどれも60fpsは大体ある。具体的な数値は分からないが、明らかにカクカクしてターゲットが飛んでくる。購入前にドリーミーシアターで遊んでいたため、明白な差に驚いた。
特に音ゲーではフレームレートは重要な要素で、成績にも響いてくる。ドリーミーシアターのような高フレームレートに、なぜできなかったのか?
せっかく、購入前は据え置きになって見やすく、プレイしやすく、高フレームレートでじっくり腰を据えてプレイしたかったために、残念でたまらない。私はこの問題さえなければ、vitaでは操作性に限界があった分、更なるハイスコアを目指したりと、向こう何年にもわたってプレイし、愛し続けるソフトになっていたかもしれない。
何度もプレイすれば目はある程度慣れるだろうが、やっぱり残念でしかたがない。
キャッチフレーズに、「飛び出そうよ、最高のステージへ」と書いてあるが、本当に最高のステージ(環境)だっただろうか?
据え置きのスペックをフルに使っているとは言い難い。だが、シリーズ初の方ドリーミーシアターをプレイしていない方は、これらの問題など些細なことでしかない。シリーズが今作が初めての人は十分に★5を付けれる充実の内容である。
良い点。
最大の良点はやはり1080pの画質。非常に美しく、vitaのfの場合モデリング(ボーカ
ロイドたち)のジャギーに悔やんでいたが、今作はやっぱり据え置きのため非常に美しい。
反面、気にならない程度だが、ロード画面などの静止画は、やはり高精細な有機ELのvitaのほうが画質は上な感じ。
据え置きのFはvita版に比べ、全体的に美しく、フラットになった感じ。
3Dに対応しているのもよし。が、こういった機能より、やはりフレームレートをどうにかしてほしかった・・・
セーブデータと同期できるのも魅力。
追加曲も凝ったPVで、非常にやりごたえあり。最高難易度はやりこんでる人でも結構難しい。
インストールすればvita版に比べてロードも早い。これも非常にうれしいです。
総評として、過去シリーズ未プレイの方は、充実の★5の内容。
逆にドリーミーシアター、fをプレイ済みの方は、”正直”★5を付けれる内容とは言い難い。私は期待が大きかったためにかなり肩透かしを食らいましたので、シリーズファンとして、厳しめに評価させていただきました。
(追記、Q&A)
Q.ターゲットが遅延するんだけど?
A.今回は据え置き機のため、出力機器に応じて遅延するのは周知のとおりです。しかし、あまりにもドリーミーシアター(DT)に比べ遅延の声が多い。遅延の意味をよく分かっていないユーザーが多いため追及しておきますが、最近のテレビやPCディスプレイはどれもゲーミングには対応できるように作られています。恐らく、私の予想で恐縮ですが、大画面で今作はDTに比べフレームレートが悪く、コマとびが激しいため、知らず知らずユーザーがどこでターゲットを押していいのかわからず押したために、知らずに遅延したと考えてしまうユーザーが多いのではないでしょうか?今一度、考え直すのも手だと思います。どうしても遅延する方は、出力機器の応答速度を上げてみてください。
Q.ターゲットが見にくい!どうしたらいいの?
A.今作fのモデリングは非常にターゲットとの相性が悪いです。vitaではわりかし感じませんでしたが、今作のFはHD化されたためにターゲットとほぼ同化してしまいます。全シリーズで一番見にくかったです。曲によっては最悪の相性もあり。が、これはPVリズムゲームの宿命であり課題点。今までのシリーズも、見にくい譜面は多々ありました。これは、ユーザーが慣れるしかないです。
Q.同期ツールってなに?
A.vitaの「初音ミク -Project DIVA- f 」のデータを引き継げます。引き継ぎ用のアプリです。
Q.それはどこでダウンロードするの?
A.PS3側のPS storeです。vitaのPS storeにあると思い、探し迷ったので、ここに書いておきます。ダウンロードしたら、vitaに同期アプリをコピーしてください。そしたら使えます。あとは同期アプリの指示に従うだけです。
Q.どんな内容が同期されるの?
A.意外と、同期と書いてあるのにあまり同期されません。同期されるのは、モジュール、アイテムの取得やショップの開放状況。リズムゲームの開放状況。ここで注意されたいのが、リズムゲームは開放されるだけで、クリア記録やスコアは反映されないということ。肝心の中核部分が同期されないのは、非常に残念でした。トロフィーは完全同期なのに、肝心の進行内容はあまり同期されないのが残念です。同期ツールも、ダウンロードに少し時間がかかるので、時間に見合うものかどうか、今一度考えてみましょう。
Q.☆ターゲット(フリック)が難しい!
A.とは言っても、スティックになり、物理になったためvitaよりは簡単になりました。vitaの場合フリックしても認識しない場合があったし、環境によっては指が滑る場合と滑らない場合がありました。今回は物理のためその心配はいりませんし、それでも難しい場合はアシストツールでLRボタンに変更できます。玄人プレイヤーの方々も、これでCOOL判定が前より多くなります。ぜひお試しあれ。コツはスティックは両方の指を交互に使うこと。
今作は、PS3という大型のプラットフォームにし、間口を広げ、初心者の方や、PSPのdivaしかやっていない方、シリーズ初の方には最高の体験ができる作品ですが、全シリーズを長くプレイしている方、とりわけ玄人の方やファンの方は、中途半端な出来栄えといえます。というのも、大型ナンバリング
タイトルとして見るにしても、追加曲はたったの6曲、少々のモジュールくらいで、じゃあHD版として見るにしても、見にくい譜面、低フレームレートの問題でハイスコアが取りづらい、同期機能も備わっているのに、意外と中途半端にしか同期されないなど、宙ぶらりんな印象を受けました。正直、これより完成度の高いHD版はあります。今作がスペックの問題だったら、残念です。惜しい作品でした。