マックインはいいねー!映画の彼は実にプロっぽい。渋い!しかし、けっして地味ではない。
ジャケット、セーター、スエードのブーツ、アップサイドダウンのホルスターにコルト、抜く時は
躊躇わず撃つ!追う!走る!ここにも、映画「栄光の
ル・マン」のマイケルと同じ男の生きざまがある。ブリットとハリーキャラハンが同じ時代に同じ街に存在した、なんて良き時代だったろう!
幾多の俳優が刑事を演じてきました。
その中の一つの典型を作り出したのは、この映画「ブリット」のスティーブ・マックィーンでしょう。
アメリカン・ニュー・シネマの時代に差し掛かっていたんでしょうか、リ
アリティーを追求する演出です。そのリ
アリティーはマックィーンの類稀なアクション俳優としての資質によるところも大きいと思われます。
カー・アクションが何といっても凄いのですが、これもマックィーン自らハンドルを握っています。
高速走行でブレーキを駆けたとき、クルマが震えますが、見事にカメラが捉えています。
スー
パーマンのような刑事ではなく警察組織で犯人を追い詰めてゆきます。
組織の中で殺人事件を扱う刑事の重苦しい姿が描かれてゆきます。
やっぱりスティーブ・マックィーンは格好良いです。ジャクリーン・ビセットも綺麗でしたし。
スティーブ・マックィーンの刑事アクション映画だ。シカゴのギャングが高飛びしようとしているが、彼は上院議員のロバート・ヴォーンが予定している公聴会での証言者でもあった。で、マックィーンは身辺を保護するが、証言者は殺されてしまう。実は殺されたのは替え玉だった。マックィーンは捜査をはじめるが・・・
替え玉はなぜ簡単に殺されてしまったのか。黒幕はロバート・ヴォーンでなければならないが、刑事を殺してまで、なにをたくらんでいるのか。そもそもギャングとの関係はどうなっているのか、いまいちわからない。何回も見たのだが映画の中には答えはみつからなかった。
見所はサンフランシスコ市街での危険なカーチェイスと殺しの場面のすさまじさにある。この映画はアクションにつきるのか。