さわやかな青春物です。優等生でもなく、ヒーローでもなく、普通の(可愛くて、女友達にも愛されてるいいやつだけど。)あまりさえない高校生の男の子が、学校一の秀才(しかも無自覚の美人)と恋をする話。おとぎばなしのように可愛い。キックボクシングをしてるとこと、甥っ子とたわむれているシーンが大好き。それだけの為にビデオを買いたいくらい。
脚本・監督のキャメロン・クロウが主演のジョン・キューザックに要求したのはあくまで「普通の男の子」として演技してくれと言うものであったらしくキューザック君は非常に悩んだと言うのをどこかのインタビューで読んだ覚えがあります。
そんな主人公、
ロイド・タブラー君が高校卒業を迎えて恋したのが学年一の才媛、ダイアン嬢。
彼は不釣合いだと言う周囲の声にも負けずに彼女へのアタックを猛然と始めるのだが・・・というストーリーそのものはこれまでも数多く作られて、そして今後も数多く作られるであろう若者向けのラブストーリーそのもの。
では、なぜこの作品が「クラシック」に成りえたのか?
やはり脚本の巧さとキューザック君の嘘っぽくない姿が生み出す好感は否定できない所でしょう。
デートに誘うために彼女に初めて電話するシーンのいたたまれなさは男性には中々痛い所があって同情を禁じえない(笑)。
おかげでぐっと親近感が沸いてしまうではないか。
ロイド君はイイ奴なので男性陣からの信望も厚いのだが彼の親友が女の子(なんとリリ・テイラー、巧い)というのも珍しい。
80年代の若者向けラブストーリーと言えばジョン・ヒューズの一連の作品が思い浮かぶのだが本作と見比べて見るのも面白いかも知れませんね。
お勧めとしては「ブレックファースト・クラブ」「プリティ・イン・ピンク」「恋しくて」辺りかな。
ラッセル・クロウの大ファンです。ネットでafraidのヴィデオ・クリップを見て、とても良い曲だったので、購入しました。ラッセルの低い魅力的な歌声がとても素敵です。少しレトロな土臭さのある良い曲ばかりで飽きずに何度も聴いています。