ミュージカル映画に影響を受け、リズムに合わせるアクションや場面展開を多用して、視聴者に生理的な快感を提供した映像職人ラッセル・マルケイ。MTV開局の1曲目に放送された「ラジオ・スターの悲劇」が有名ですが、ミュージカルの演出を多用した「アイム・スティル・スタンディング」や、音合わせが秀逸な「ベティ・デイビスの瞳」の裏話も語られています。
デュラン・デュランからは、サイモン・ル・ボンとニック・ローズがインタビューに応じています。本編の登場はわずかですが、ロングインタビューで約10分、台本もなく即興的で、現場のノリと思いつきで撮っていた時代の秘話とMTV戦略を披露。トレバー・ホーンは、わけもわからず大きな眼鏡をかけさせられ、このビデオのイメージでシングル盤やアルバムのビジュアルイメージまで決まった撮影秘話を語ります。
ラッセル・マルケイの仕事を語るドキュメンタリー本編は25分ですが、特典映像のインタビューだけでも130分。インタビューを再編集した特典映像「ヒストリー・オブ・ビデオ」も裏本編的な興味深い内容です。マルケイ本人が何度も思い出を語るエルトン・ジョンのノーカット版ビデオが未収録なのは残念ですが、その欠点があっても★5です。
5年ほど前にイギリスに住んでいたときにレンタルビデオで観ただけなので、記憶はあいまいですが、マイケル・ボールのゲッセマネは圧巻でした。ちなみに彼のコンサートに行ってナマで聴きましたが、これは彼の持ち歌の中でも最高級。でも、彼はLove Changes Everythingを楽しそうに軽い調子で歌っている。これは勿体ない。Aspects of Loveという作品が泣いてしまいます。
イレイン・ページのMEMORYは流石、でもエビータを歌ったのは違和感を感じました。あれはオバサン(失礼!)が歌う歌ではない。彼女を責めるわけではないのですが、あの2曲を同じ人が歌うのは無理があるのでは?
レクイエムで軽快なホサナの後に出てくるブライトマンは貫禄がありました。エビータのオープングも良かったですね。あの演出は好きです。5年経ってもこれだけ記憶にあるということはやはり5つ星です。DVD買おうかなー。
豪華なアーティスト達による、
ロイド=ウェバーの名曲がコンサート形式で演奏されます。お腹いっぱいってカンジで充分に楽しめました♪