全話を通して良い作品でした。
シャムへの想いとカナンへの嫉妬という一番人間らしい感情を持つ
アルファルドに共感を覚えます。
でも一番のお気に入りはリャンチー様。
このDVD6巻は
ゴーストハントの4番目のエピソードが収録されている。
第14話「禁じられた遊び#1」第15話「禁じられた遊び#2」
「ぼくは
犬じゃない」
一人の少年が遺書を残して自殺した。それからというもの緑陵高校には次々と怪異が起きるようになった。
調査に乗り込んだSPRの面々は、緑陵高校の閉塞された抑圧された環境に気づく。
そしてヲリキリ様と呼ばれるコックリさんが流行していたことも……。
安原少年がやっと登場。
ストーリーも盛り上がってきます。怖さも段々と増して来ます。
第2楽章『死と再生』が圧巻。
オケの他、入祭文を歌う合唱、バンダ的扱いの児童合唱、戦時中の音源をミックスしたテープ、被爆した少年少女の詩を朗読する2人の語り手などを動員する劇的な楽章(もう1人の語り手は
英語で朗読)。朗読のテクストは長田新が編纂した『原爆の子』から。
音響それ自体は暴力的な音量で迫って来るのだが、心理的には異様な静けさに満ちている。
児童合唱でグレゴリオ聖歌『怒りの日』が引用される箇所はトリハダモノ。
なお、細川は後にこの作品を『楽観的』と自己批判して、大幅に改訂&3つの楽章を追加し、全5楽章の『ヒロシマ・声なき声』としてリニューアルさせました。
古いバージョンの『死と再生』をコケオドシ的&陳腐でチープであると考えたのかもしれないが、私は旧曲の方がバンバンに好きだ。
『音宇宙8』で聴ける新しいバージョンの『死と再生』は、手慣れた感じがして、小綺麗にまとまり過ぎなのではあるまいか。こちらは日本語詩はなく(演奏地に応じて、翻訳言語を変える指定?)、『怒りの日』を削除。
ドイツ語と
英語の詩共々、私の耳を右から左へ通り過ぎて行く…。
ま、全2楽章の終曲と、全5楽章の第2曲では、意味合いが異なりますから、妥当な措置なんでしょうけど。