ジャケットの絵はちょっとどうかなと思うのですが、中身はしっかりしたシナリオで見始めたら一気に見てしまいます。
こうしたしっかりした作品が再評価されるのには、ニコニコ動画で紹介されるのは結構
アリなのかなと思います。
繰り返し見て飽きないからこそお金を出してDVD買う訳ですし。
上野洋子さんと伊藤真澄さんが歌う
スクラップド・プリンセスのEDテーマ曲。
二人の声はお互いに引き立てあうというより、お互いに引き立てられるといった感じです。
相手の声に潰されることなく、何所までも二人の声が続いていく感じで、歌声も独特で、印象に残ります。
何所までも歌が続きそうなハーモニー。
歌詞も世界が続いていくような感じなので、オススメです。
元々スクラップド
プリンセスのファンだった私は、何のためらいもなくこのCDを購入しました。
このCDに入っている曲一つ一つからスクラップド
プリンセスの独特の世界観やBGMとして流れていた場所の風景が目をつぶれば見えてくる、そんな完成度の高い作品です。
正直、スクラップド
プリンセスを知らない人でも楽しめる、知っている人なら更に好きになるそう思いました。
『捨て
猫王女の前奏曲―
スクラップド・プリンセス』です。
略してすてプリシリーズ第一巻。
主人公パシフィカは「廃棄王女」として命を狙われ、血の繋がらない姉ラクウェル、兄シャノンと共に逃亡の旅をします。
月刊ドラゴンマガジンで開催された龍皇杯(Dカップ)で初代王者となり、連載権を獲得した作品です。と同時に、歴代龍皇杯作品の中でも最高傑作と位置づけていいでしょう。
著者にとってもデビュー第二作であり、出世作です。
ただ第一巻に関しては、連載分との整合性、世界設定の説明、キャラ説明などに追われて、ちょっと翻弄されている感もありました。
廃棄王女シリーズの本当の面白さが発揮されるのは、著者がコツをつかんでくる第二巻以降です。