そう呼ばれるようになって久しい西川氏の、まさにフェチ路線炸裂名作品。ちりばめられた古典SFネタをはじめ、書き文字の中にいくつもの小ネタが。全て判る人は、かなり濃い人です。
今では大きなドットで描かれた世界だが、それでもいまだにこれと双璧をなすADVは同社で同小島作品の「ポリスノーツ」ぐらい。
初めてプレイしたのはこのPS版だが小学生のころからMSX2版があることは名前だけはすでに知っていた。PCエンジン版も知っていたが当時は興味がなかった。それだけ自分がまだ子供だったのだろう。
しかし「JM」という映画ががきっかけでサイバーパンクというものに興味を持ち、それを求めているうちにこのゲームの名前が浮き上がった。 そしてようやくこのゲームの購入に至った。
初プレイのときはここまでホラー要素があるとは思っても見なくて、ホラーがとても苦手な私はファミコンのウィザードリィ3から久しくドット絵に恐怖した。
スナッチャーがここまで恐ろしい存在だとは思いもよらず、架空の存在だとはいえ今でも恐怖の対象である。 本人を殺して生身の人間に化けるだけでも恐ろしいが、なにより恐怖したのが、殺した本人をそのまま部屋の片隅でゴミの様に投げ捨てるところだった。 死体の多くは白骨化し中には腐敗中の死体もある。腐敗したところからハエの幼虫が湧いており、PS版は規制のためにその画面はモザイクが掛けられている。 ファンはここを残念がるらしい。それでも一瞬だけくっきりと移るので目に焼き付けられる…。
ホラー部分としても面白いが、何より面白いのがギリアンのセクハラ、セクハラである。これはポリスノーツではさらに過激さをまして進化するがここでは割愛させていただく。その他にネオコウベ焼きや、うどん屋、網膜占いなどストーリーとはほとんど関係ないものも多数あり、何度もプレイしてもあきさせない工夫が施されている。最初は、スナッチャーの恐ろしさが目立つが、2週め以降はギリアンやメタルギアなどの少しお間抜けでおちゃめなシーンが目立ち、コメディー部分がとても面白く感じるのが実に不思議だ。 ADV好きがこのゲームをプレイしないのはあまりにももったいない。是非プレイして欲しい。
最後にスナッチャーが生み出されませんように…。
ドラマは言うまでもなく素晴らしい!一部がヒデラジ版から変更されてたけども、普通にええですわ。 サントラも、これぞSF!!と言う素晴らしい感じですね。 ブレードランナーっぽいけども、ちゃんとスダッチャーですな! とても良いCDです
PCエンジン版のサウンドトラックになります。
ただしPCエンジンの音源ではなく、オリジナルアレンジサウンドが7曲
スペシャルアレンジサウンドが4曲担っています。(背表紙より抜粋)
1.BIO HAZARD
2.One Night in NEO KOBE CITY
3.Twilght of NEO KOBE CITY
4.Theme of SNATCHER(PART1)
5.Theme of SNATCHER(PART2)
6.Theme of JAIME
7.Preasure of Tention
8.Faded Memories
9.Etenal Promise(Good-bye RANDAM)
10.Beyond Sorrows
11.Tears stained Eyes
の全11曲です。
おぼろげな記憶ですが、2.11.がPCエンジン版で追加になった曲だと思います。
目を閉じれば物語が見えてきそうなアレンジサウンドになっています。
20年以上も前のゲームなのに全く古さを感じさせなかったあっという間にのめり込んださすが日本が誇る小島さんです
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