過去、吉川永治の「
三国志」を何度、読み返した事か、やがてボロボロになり捨ててしまいましたが電子書籍は劣化が無く、非常にありがたい。
しかも無料で読めるのは最高です。
豊臣秀吉に、「天下をとる才がある」と言わしめた黒田勘兵衛の物語。秀吉のこの言葉を聴いて、「水の如く」として隠居。
黒田家は、明治時代まで残った。黒田家の祖「如水」の物語です。
僕は、これを高校時代に読みましたが、それは新書太閤記を読んだ後でした。秀吉の軍師としては、竹中半兵衛と黒田勘兵衛の二人が、とくに有名です。
竹中は若くして逝ってしまいましたが、黒田勘兵衛は、秀吉から家康に至るまで、その足跡を辿ることができるため、興味を持っていた武将です。
新書太閤記と共に読んでいくと、より黒田勘兵衛を理解することができるのではないでしょうか。
I can't even put into words the enjoyment I had in reading this book. It describes a man who, through searching his self and making tremendous efforts, was able to master himself. This book is a must for people who want to know what it takes to try to defeat yourself, and for anyone who is interested in finding out what Japan was like 400 years ago!! I read the whole thing in about 3 days!!
若いころ,お正月の深夜映画で中村錦之助主演の「
宮本武蔵」を見て感動し,さらに吉川英治の原作を読んで再び感動しました。
その為,内田吐夢監督,中村錦之助主演の「
宮本武蔵」はずっと気になっていた映画でした。
今度デジタルリマスターされたので買ってみましたが,空の青と白い雲が最近撮影された写真のように美しかったのには感動しました。
俳優陣も中村錦之助を初め,三國連太郎,浪花千栄子,花沢徳衛,木村功,小暮実千代と名優揃いです。特に三國連太郎と浪花千栄子のうまさには脱帽です。
そのような名優の中にあっては新人の入江若葉はまるでひな菊のように可憐です。
太い縄で縛られて千年杉に吊るされた武蔵と,沢庵坊主が対峙する「人生をどのように生きるか」という問答はこの映画の見どころになっていますが,でも難しい内容ではありません。
地獄に落ちた亡者のような顔をして絶叫している中村錦之助の迫真の演技には圧倒されました。
内田吐夢は実にスケールの大きい映画作りをする監督さんで「飢餓海峡」を見た時もそのように感じました。
「
宮本武蔵」第一部を見ただけでも十分に堪能しました。