ドラマのほうを先に知っている、という人が多く、30年以上も前に有吉佐和子という人がこんな傑作を書きそれが元ネタになっていることを知っている人は少ないのじゃなかろうか。 私自身もきっかけが無ければ決して手に取るタイプの本ではなかったが、ひょんなことから手にし、30年たってもなお色褪せないその面白さに舌を巻いた。 筋は大まかにはドラマと似ているが、細かい設定や筋の流れでは少し違うところもある。 ドラマはとにかく恐怖をあおるような大げさな演技や演出で世間の主に女性受けするドロドロさを醸し出していたが、原作のほうはとても冷静で淡々とした語り口調で、男側、女側どちらにも与することがない。そのような作者の客観性が、読者に問題を投げかける形となって、いろんな読み方ができる小説だと思う。 とにかくものすごくよくできた小説で、テーマは俗世間的な「浮気」に間違いないのだが、夫婦愛や親子愛などを鮮やかに切り出す側面あり、ミステリーの側面あり、読ませる力が漲っている。上下巻に分かれ、決して短い小説ではないが、ページをめくる手が止まらず一気に読んでしまう。 夫婦には、夫婦の数だけ秘密や地雷があると思うけれど、この小説に描かれる秘密もまた、フィクション上だけでない、ありふれたものだ。だからこそ、特に女同士で、何と無く連帯感を持って「この本読んでみなよ」と交換したくなるような、恐ろしいリアルを持った本だった。
ドラマのほうを先に知っている、という人が多く、30年以上も前に有吉佐和子という人がこんな傑作を書きそれが元ネタになっていることを知っている人は少ないのじゃなかろうか。 私自身もきっかけが無ければ決して手に取るタイプの本ではなかったが、ひょんなことから手にし、30年たってもなお色褪せないその面白さに舌を巻いた。 筋は大まかにはドラマと似ているが、細かい設定や筋の流れでは少し違うところもある。 ドラマはとにかく恐怖をあおるような大げさな演技や演出で世間の主に女性受けするドロドロさを醸し出していたが、原作のほうはとても冷静で淡々とした語り口調で、男側、女側どちらにも与することがない。そのような作者の客観性が、読者に問題を投げかける形となって、いろんな読み方ができる小説だと思う。 とにかくものすごくよくできた小説で、テーマは俗世間的な「浮気」に間違いないのだが、夫婦愛や親子愛などを鮮やかに切り出す側面あり、ミステリーの側面あり、読ませる力が漲っている。上下巻に分かれ、決して短い小説ではないが、ページをめくる手が止まらず一気に読んでしまう。 夫婦には、夫婦の数だけ秘密や地雷があると思うけれど、この小説に描かれる秘密もまた、フィクション上だけでない、ありふれたものだ。だからこそ、特に女同士で、何と無く連帯感を持って「この本読んでみなよ」と交換したくなるような、恐ろしいリアルを持った本だった。
見ている内に、どんどん続きが見たくなるドラマ。
でも、あんまりいい設定でもない気がする。
浮気相手がバレるとか、子供ができてしまうとか、いろんな爆弾があるし、
ナレーションも独特でいい味出しているが、
それ以外の登場人物がどうもイマイチ。
あと、全何話と決まっていたなら、尚更、ストーリーの展開があんまりよくないかも。
最後の彼は悲惨だったな。
結局こういうドラマは男が捨てキャラにされて、女が残るんだ。。。
ドラマとしては見ていておもしろいが、内容はそんなによくない。
アン・ルイスCD収集しています。 無いものをネットで注文しました。 満足です。
本屋に駆け込みました。
いっぱい作品があって嬉しく困っちゃいました^^
なおやん母が若い頃ハマってたみたいです^^親子は似るのかな?
最後の最後が最高でした!!
こんなになるなんて予想してませんでした。
厚いですがスラスラ読めます。
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