日本で書店の「
中国語」コーナーに行っても、置いてあるのはどれも簡体字を用いた大陸式の
中国語。
そんな中で本書の「台湾ではじめよう」の
タイトルはかなり引きになる。
発音記号は結局大陸式のピンインを採用しているのだが、
先にも書いた通り、日本での
中国語学習環境が著しく大陸寄りなので、それはある意味合理的。
発音についても、軽声や巻き舌、声調の変化など細かく解説してくれているのだが。。。
実際の発音を聞けないのはやっぱり痛い。どんなに言葉で説明されてもわからないものはわからない。
CDがついてさえいれば。。。(もしくはウェブ上で聞けるなどあれば。。。)
「カタカナで覚えても
中国語は通じない」という、ある意味タブー的な事実を表紙に明記しているのだから、
発音については徹底的にサポートしてほしかったというのが正直なところ。
ところで、
中国語にひととおり触れた人が手にしたらこの本はかなり面白いのではないか。
大陸と台湾の漢字の違いや発音の違い、単語表現の違いにも踏み込み、
注音表記もあるので言語好きの欲求も満たしてくれそう。
そして、漫画なのでとにかく読み進めやすい!
内容も台湾の文化や街の紹介がふんだんに含まれていて面白い!
ニーズに合う人なら非常に楽しめる1冊とも言える。
SAPIOに掲載されていて面白かったので購入。
猫のキャラクターがかわいく、文化の違いを分かりやすく解説している。
気楽に読める本。