作品自体、よく出来ています。単なるヤクザ映画ではなく、長渕剛のとんぼ等の作品に感じが良く似ています。何故か、DVD化は未だに未定…。結構、好きな名作なのに残念です。
男の熱い友情を描きながら切ない愛も描かれている。
ジョン・レノンがキーワードになっているのがなかなかです。
SMAP
稲垣吾郎少年時代のピユアな演技が心に残る秀作です。
この本を読むに至ったきっかけは、構成が田村章だったからだ。陣内孝則については、よくホームパーティーをしている「俳優」としてしか知らなかった。で、この本だ。
物語は、高2の陣内が、ギタリストを探す場面に始まり、バンドの出世と、メンバー間に流れる空気をうまく描いている。素直になれないもどかしさ、友情と裏切り。書き方も面白い。亡くなったメンバーのタニに語りかける形式なのだ。同じ、田村章構成の『バック・ビート』を読んだ時にも感じたが、ロックバンドというのはエピソードに事欠かないらしい。だから、読んでいても、飽きが全く来ない。(300Pちょっとあるにもかかわらずだ)期待に十分こたえる面白さで、文句なしの5点。
最後の2Pで書かれているのが、この話を映画にし!たい、ということなのだが、およそ5年の歳月を経て、この秋、『ロッカーズ』という
タイトルの映画が公開された。