貧しいけれど、純粋に、正直に力を合わせて生きる兄弟を童話のような
タッチで描かれています。様々な困難が待ちうけていていて、どんどんストーリーに引き寄せられます。エンディングは涙なしでは読めませんでした。労働の尊さが、知らず知らずに心に響き、自分も頑張ろうと励まされます。読んだ後、心地よさが残りました。是非、皆さんも読んでみてください。
愕然としました。この国のことを何もわかっていなかったと思い、恥ずかしくなりました。部落差別は子供の頃、社会のテストでかならず出題されていたけれど、言葉(単語)として覚えさせられただけで、先生はこんなふうには教えてくれなかったと思います。
差別にもがき苦しみながらも、登場人物はみずみずしく、賢く成長していきます。