レビューは、
未見の人の参考になるべきと思うので、
内容まで詳しくは述べないが、
ストーリー、ドラマ性、全体の構成の見事さ、
全てが揃った世界名作劇場の傑作。
「赤毛のアン」が最高傑作と言われている。
確かにアンの完成度は最高。
しかし、
ペリーヌ物語は赤毛のアン以上の「ドラマ性」を持っている。
見る人間を捕らえて離さぬ魅力においては他に比肩しない。
「祖父の下にたどり着く」という大目標に向かい旅を続ける母子。
平穏な旅に降りかかる突然の苦難。
新たな事実。
そして、一人が欠けても繋がらない運命の糸。。
ペリーヌの運命が動き出したとき、
もう見るのを止めることはできない。
後半に差し掛かる頃には、
ペリーヌと自分が一体になっていることに気づくだろう。
ここまでの感情移入ができた主役は今まで居なかった。
全巻一括購入でも、絶対に損はしないと保証する。
2009年12月2日までTVKの朝8:00から再放送がやっていましたので、30年ぶりに本編を観る事が出来ました。
毎回ペリーヌと彼女を支える人たちの心の描写と変化には、現代社会の病んだ「常識」に「喝」を入れられた気持ちでした。
さて、この商品についてですが、曲数の多さに多少驚きました。
各曲とも「
ペリーヌ物語」を観た事がある方なら、その曲を聴くだけで物語の場面を想像できると思います。
このCDを聴くまで「気まぐれバロン」に続きの歌詞がある事を知りませんでしたし、「ロザリーは友だち」や「少女の夢」という挿入歌が有る事も知りました。
良い物語には良い音楽が自然と出来上がってしまうものなんだ・・・というのが正直な感想です。
ペリーヌ物語は語りたい事は山ほどあるけど上手くまとめらんない。ただただ最高の作品です。
星1を付けられたら方がおりますが、よく分かります、確かにこの完結版だけでは新規視聴者にはよく分からない内に終わってしまいます。逆に全話視聴した者には間違い無くツボを押さえた作品ですね。
アニメの
ペリーヌ物語のファンならば,この原作を読みたいものだと思う.ところがこれまで岩波文庫の古い,わかりづらい翻訳しかなかった.しかし,二宮先生のこの翻訳は,岩波文庫のものとまるで格が違う.分かりやすいし,岩波版に見られた誤訳の数々もない.その上,底本にはフラマリオン社の初版本が用いられ,そこに印刷されている銅版画が多数訳文を飾っている.夢のような名訳.解説がまた力作で,作品の舞台を見るため北
フランスに旅立ち,マロクールのモデルと見られる工場と邸宅を見つける顛末が写真付きで語られている.むかし朔太郎は ふらんすは余りにとほし, と歌った.今
フランスは遠くないのである.なお,二つの訳の比較にはガリマール社版の2巻本のテキストを使った.
ペリーヌ物語の主題歌挿入歌6曲と
作品の最初から最後までを約20分のダイジェストに
まとめたドラマで構成されたCDです。
この「うたとおはなし」シリーズはほかにフランダースの
犬、
母をたずねて三千里、あらいぐまラスカル、赤毛のアンが出ていますが
ドラマパートが曲の間に挟まれているかまとめて最後に収録されているかの
違いがあるだけで、全て同じような構成です。
世界名作劇場主題歌挿入歌全集が出るまでは、挿入歌がレアでしたので
いずれも
オークション高額CDの常連だったのですが
現在ではそれらが簡単に入手できるようになってますし
DVD等で簡単に全編が視聴できる現在ではダイジェストドラマにも
それほど価値があるとも思えません。
せめてドラマパートがオリジナルのサブストーリー等でしたら他の方にも
薦められるのですが、現在ではコレクター以外には不要なCDでしょうかねぇ…