この旅館の近所での評判とか仲居さんと女将さんとの職場での関係とか、最初に見せられるのでテンション下がります。ぽっちゃり系の女性が嫌いな方にはオススメできません。観ているうちにだんだんこの女将さんがあの「女芸人」に見えてきます。
少子高齢化に悩む島根県大田市では、地域活性化のための雇用創出事業に取り組んでおり、山根さんの大学の恩師片岡勝氏がその中心で推進本部長をしていました。二地域居住創業、子育てママ創業、後継創業など様々なビジネス構想が次々と計画されていく中で、旅館「吉田屋」から、後継者がいなくて困っているという話があり、大学で受講したベンチャービジネス論に興味を持ったことがきっかけで、大学卒業後、
大阪で企業支援をしていた山根さんが旅館経営を引き継ぐことを決意し、一ヶ月の女将修行後旅館を引き継ぎました。
山根さんは、旅館全館に無線LANを引き、ホームページを立ち上げ、メールで宿泊の予約ができるようにします。ブログでは身の回りに起こる面白いことを伝えます。
旅館に温泉を引くのを止め、旅館の風呂はミカンやお茶などのオリジナル湯に変更。温泉好きの客のためには三軒隣にある元湯の無料券を渡す。
売上は半年もたたずに前年度の2倍を超えたので、旅館営業日を週末の3日間だけにして、
スタッフは平日は、地域貢献の仕事をすることにします。
スタッフからは、介護のための商品開発、繁殖しすぎて石見銀山に悪影響を引き起こす竹の伐採・商品化、遊休農地活性化の農業などのプロジェクトが展開されます。
全国からインターンが2年間で延べ100人もやって来たりと、山根さんの試みは成功します。
こうした若者のチャレンジ精神が見事に発揮された成功例が広く知られることで、各地にもこうした若者が出現することを期待したいものです。