テレビで「ハッピーシンセサイザ」という曲の存在を知り,それからYouTubeで曲を聴いた。その曲の素晴らしさにとても感動し,このCDを購入した。Easy Pop というアーティストは,まったく今まで知らなかったが,曲を聴いてみて,どの曲もとても素晴らしかった。まず,曲を聴いて感じたことは,「懐かしいく,新しい」という印象。初期のTM NETWORKの曲調にとても似ていて,純粋で爽やかなメロディが全曲を通して鳴っている。おそらく,初期のTM NETWORKのファンには,たまらないCDだろう。だから,2011年に発売されたCDなのに,80年代後半から,90年代前半に聴いていた曲を想起させる。詞についても,とても好感が持てる。最近の巷の曲は,どれも「オレが,私が」と自分を主張する曲ばかりで本当にうんざりしていた。しかし,このCDは,「自分に素直になればいい」「踏み出さなくちゃ 何も始まらない」「考えてるだけじゃ 何も進まない」など,ポジティブなメッセージが多い。だから,聴いていて前向きな気持ちになれる。
また,ボーカ
ロイドについても,正直「機械に歌わせるなんてナンセンス」とずっと考えていたが,これだけ曲と詞が素晴らしいと,たとえボーカ
ロイドであっても,気持ちが伝わるということを初めて経験した。これは,とても新鮮な感覚だった。確かに,多少の違和感はあるが,逆にボーカ
ロイドでもそれなりにボーカルになっているということに驚いた。このCDには,人が歌っている曲もあるが,むしろボーカ
ロイドの方が,自然に聞こえるほどだ。それほど,音にはまっているということである。
これまで,曲を作っても歌は自分で歌うか,誰か歌い手を探すしか方法がなかったが,これからは,自分ではない別の存在である「ボーカ
ロイド」に歌ってもらうことができる。しかも,これからは,それがボーカルの代替手段ではなく,ボーカ
ロイドが歌うことが一つのステータスになるという時代が来るかもしれない。そんなことを予感させるCDであると感じた。新しい時代の可能性が,ここから始まるのかもしれない。
ちなみに,「巡音ルカ GUMI」の「ハッピーシンセサイザ」は,このCDには収録されていない。それが残念。
最近リリースされるヘアヌード写真集によくあるミスショットが目立つ。わざと顔だけ写さないとか、薄暗くてぶれたショット、水中ショット、カメラ目線のズレetc..例えるとなんか
初めてカメラを持った子供があたり構わず取りまくったみたいで、これがプロのカメラマンとしての作品なのか?と大いに疑問です。他に野村誠一氏もよく似た指向があって個人的にはNGなカメラマンです。大多数のモデルは1冊しか写真集を出さないわけで、限られた作品の中でモデルのダイレクトな魅力を表現できないのなら、カメラマンとしてはまだまだ未熟です。
カメラマンが妙に芸術家気取りでいることも、男性諸氏にはフラストレーションを呼ぶと思います。いい加減、出版社の営業も読者向きのマーケティングを本気で考える時期に来てるのでは!?ヘアヌードなら彩文館の'EX'シリーズの方が余程いいです。