横浜赤レンガ倉庫にある雑貨屋さんで見つけた一枚。ヴォーカル付きDISK1とインストルメンタルのDISK2の2枚組。このストレスのないゆる〜い雰囲気は、ありそうでないもの。とにかくゆったりとしたい時にはうってつけです。
DISK1:全体の印象は、夜のホテルのバーラウンジでステージを観ている印象。基本はいわゆる
ジャズのピアノトリオやカルテットにヴォーカルが加わった編成と、
ジャズベースでアレンジされたボサノバは、グラスを傾けつつ時間を過ごす人達のいる風景を思い浮かばせます。曲は良く知られたスタンダードナンバーのカバーです。「You are the sunshune of my life」と「Copacabana」が特によく、オリジナルとはまるで違う魅力があり、イケます。私は特に「Copacabana」の女性ヴォーカルがお気に入りで、幾分ハスキーな声がキュートで何度聞いても瑞々しい。ヴォーカルはおしなべて声も歌い方にも癖がなく、コンセプトに良く合っています。ただし、ただ1曲ある男性ヴォーカルはいただけませんけれどね。
音質が結構良く、ヴォーカルはかなりリアルに迫ってきます。唇の動きすら見えるようなナンバーもありますが、決して刺激的ではありません。疲れた体には沁みこむかも。
曲によっては場末感の漂いそうな、ぎりぎりの所で踏み留まっていているのも、なかなかない魅力の一つかも知れません。
DISK2:インストルメンタルでまとめられているのですが、こちらはDISK1のコンセプトの行き過ぎ感が濃厚。場末感が出ちゃっているので、ホテルのバーラウンジと言うよりも、キャバレー感が・・・。こちらのディスクは?なので、★は3つです。でも、2枚組はお得、ともいえます。