1990年にテレビドラマとして放映されたもので、DVDでは発売されていないので、中古ビデオでしか観る事は出来ない。当時由貴ちゃんは24歳くらい、キムタクは19歳位だが幼く見える。内容はこれといって特筆するものではない。由貴ちゃんのファンなら楽しめると思うが。
物語冒頭、まるで「ビートたけしのオールナイトニッポン」のようなラジオ番組放送のシーンから始まる本作。父親失格の父親と難病を患っている息子との交流を描いた…と言えば陳腐に聞こえるが、その通りなんだから仕方がない。
ビートたけし演じる売れっ子タレントの五十嵐洋は、その多忙さゆえに妻に捨てられ、一人息子の健と暮らしていた。しかしある日、健が脳腫瘍に冒されており、余命幾ばくもないことを知る。そのことを知ってから、洋は仕事の量を減らし、健と過ごす時間を増やすようにするようになる。だが、健の容態は想像以上に絶望的なものだった。そこで洋は健を連れて、前妻の住む
オーストラリアへと向かう…。
ビートたけしは本作では、現実とも重なる役柄を演じているが、役者としての彼はどうも役を演じているように見えない。「演技をしているビートたけし」の役に見えて仕方がないのだ。まあ、それはフィーリングで役柄を演じる彼ならではなのだが。また、どこまでが脚本に書いてある台詞で、どこからがアトリブなのかもわからない。もしかしたら全編アドリブだったのかもしれない。
マネージャー役を演じる柳沢慎吾とビートたけしとの掛け合いはなかなか好調。若き日の石倉三郎を観ることが出来るのも貴重だ(パーマ姿が印象的だった)。それに笹野高史も出ていたがすごく若かった、髪も黒かったし。また、それ以上に貴重な中井貴恵出演作でもある(他に中井の出演している作品といえば、私は「女王蜂」と「病院坂の首縊りの家」ぐらいしか思い当たらない)。
それと、作中で何度も歌われる「
グリーングリーン」が重要な鍵となっている。ビートたけしに泣かされたのは今回が初めてだった。それに、ちあきなおみの名曲「喝采」がオーバーラップして仕方がなかった。あと、ビートたけしって結構味のある良い歌い方しますね、驚いた。
4.「大都会PART II」 クロのテーマ、6.「大追跡」 メイン・テーマ
、 13.「鉄道公安官」 メイン・テーマ ホームタウン急行 (エクスプレス) /
サーカス、14.「夜明けの刑事」 主題歌 でも、何かが違う / 鈴木ヒロミツ、15.「明日の刑事」 主題歌 愛に野菊を / 鈴木ヒロミツ、19.「ザ、・ハングマン 燃える事件簿」 主題歌 あ・れ・か・ら / ヒロスケ、21.「刑事物語’85」 メイン・テーマあたりは・・刑事ドラマファンにあってはたまりません!特に、.「大追跡」 メイン・テーマはリズミカルでよかったし、夜明けの刑事」 主題歌 でも、何かが違う / 鈴木ヒロミツもしぶかった。.「刑事物語’85」も渡瀬恒彦主演のドラマで地味ながら、しっかり作られていた。コレは買い!の1枚です。