おもしろかった、純粋に。
最初の内は演出が探り探りでどうなのかなー受けるのかな、と思っていましたが。
本当に回が進むごとに面白さが増していった作品だと思います。
個性的かつ豪華な役者さんたちに支えられた主演二人といった感じで、良くメリハリがついていたのではないでしょうか。

視聴率こそ伸びなかったものの、だからこそ見てない人にはこのDVDで是非御覧頂きたい。

主演の二人についてですが、私が女のせいか住吉先生に感情移入してしまい田村にガツンと言うシーンなどはスカッとしていました。 そんな田村も徐々に成長し、それと同時に櫻井くんも真希ちゃんも役にリンクしていくようで違和感もなくなっていきました。
最終回に見せた二人の結末?も可愛らしくて良かったです。
なんだか続編がありそうな感じだったので制作スタッフにその気があれば是非とも作って頂きたいものです。

長文失礼しました。

今回は2つの遺産相続問題について描かれています。
どちらのケースも共通するのは愛人の子供がいること。

カバチタレ1でも遺産相続はやりましたが、今回は非嫡出子の相続分が嫡出子と同額であるべきだという最高裁の判断が出たことによる問題を扱っています。
カバチタレ特有の嫌な人もちゃんと出てきますよ。

ストーリーはこの巻で完結しています。

従来の「極悪がんぼ」の登場人物は事件屋が中心で、悪党だけの世界だった。
「激昂がんぼ」からは表の世界ともいえる官僚を登場させることで作品の質がぐっと高まった。表紙の金髪の青年が事件屋、黒髪の青年が官僚だが、この二人が物語を作っていく。明確に対照的なキャラクターがしっかり立てられることで、この作品の先行きがよさそうであることが予感される。
ただ、「極悪がんぼ」では神崎（主人公）は未熟な事件屋であったが、「激昂がんぼ」からは同業から一目置かれる事件屋となっており、設定に飛躍があって違和感を覚えるので、次巻以降で神崎がなぜ冬月（主人公のかつての先輩）等に軽くあしらわれなくなったのか、よくわかるような描写がほしい。なにか神崎が冬月に恐れられるような何かをもっているのだろうか？
あまり細部にこだわると、いけないのかもしれないけど。

新章が始まると同時に極悪がんぼの頃の雰囲気が戻ってきました。
魑魅魍魎と胡散臭い輩がたくさん登場して面白いです。

前作の激昂がんぼは、神崎最強過ぎて微妙でした。
ですが今回は初期の頃のように胡散臭い輩相手に神崎は苦戦しています。
このバランスが良いです。

女キャラも無駄に登場しない、無駄なコメディ風のノリもなし、
この雰囲気で書き続けてくれると良いと思います。