解説に「佐渡&シエナの魅力はライブにあり!」とかかれて、まずこれで、イチコロです。
「今回のディスクは「ライブ音源」である。
当然ながらいっぱつ録りであり、
セッション録音のような編集はきかない。」
コンサート会場の特別席で,聴いているようです!
最初から最後の曲まで鳥肌がとれません!!!いつものCDより凄いです。
これまで様々な団体に演奏され、録音された
アルメニアンダンスであるが、
このCDが一番好きである。
テンポやバランスなどが大変聴きやすい演奏なのである。
アルメニアンダンスの1楽章に当たるパート1の
5/8の前のリステッソ・テンポの場所は、ややテンポが落ち、ゆったりした演奏に仕上がっている。
これも個人的に好きである。
今までのCDはここでテンポが速くなるので、こういうパターンもあるのだなと思います。
最後の「行け、行け」も、シエナの演奏は速すぎる気がする。
この音源のテンポの方が、理想的な速さなのかもしれない。
日本語で出版されている
アルメニア史書籍は、本書と、佐藤信夫氏
新アルメニア史―人類の再生と滅亡の地 (泰流選書)があります。両者を比べてみると、佐藤本は古代、中世の割合が多く、比較的全時代のバランスの取れた通史となっており、特に古代・中世の歴史地図が多いことが特徴です。これに対し本書は、古代・中世もきちんと扱われているものの、60ページ程度と、近現代に比重があります。これはつまり、現在の
アルメニア情勢を知る為に近現代史に比重があるものと思えます。このように、佐藤氏の著作と本書では、同じ通史ながら、それぞれ特徴があり、あまり現在の情勢に関係なく歴史を知るには佐藤本、現在の情勢の原因を探るには本書が適している、ということになるかと思います。
同じ通史でありながら、かなり印象の異なることがあるのだと驚かされました。
アルメニア史にご興味のある方は、両書にあたってみるのも良いのではないかと思います。
小説家になることを目指している
英語教師であるマイルスとその親友であり結婚式を控えるジャックの中年男二人のロードムービー。
この作品の大きな魅力の一つとしてマイルスとジャックの性格の対照性があげられる。
マイルスは知的で、内向的、女に奥手でどこか情緒不安定である。
一方ジャックは明るく、女好き、本能的で後先考えず行動するおバカなタイプである。
ジャックのこの良くも悪くも積極的な性格が物語上の振り子として機能しつづけているため観る人を飽きさせない。
家にこもるのではなく、旅に出て、いろいろな人と出会う。
人生はさまざまな経験をすることで人として熟成され魅力的になる。
旅っていいな、酒っていいなと思わされる作品、ワインを飲みながら観るのがおすすめ。