晩年のグールドのDVDだが、一番の注目は”Webernのピアノソナタ!”
かなり若い時の映像記録でも同曲演奏シーンは、(レーザーDなど)でも見られたが、こちらはカラー映像で、しかも最晩年の映像だから「解釈・演奏スタイルの比較」が可能(といってもほぼ同じ解釈だが)三大ピアノ変奏曲ともいわれるWebernのピアノソナタの難解さは、繰り返しこの映像等を鑑賞することで理解が深まるのでは?(第2章のスコア指定と違う音演奏理由はグールドの意図的か?この晩年の映像で答えは分かりますよ!見てのお楽しみ!)もちろん、その他のレパートリー演奏シーンも必見だろうし(ギボンズもある!)、長年の友のM.Jhonとの会話も楽しめる。彼が終生愛した
カナダの公用語は
英語と
フランス語だが、この作品は”フ??ンスへのグールド紹介”が当初の製作趣旨だったとの事。だが、ことグールドゆえそんな範疇に収まりきらず、「すべての音楽ファン必見の貴重な記録」となっている。まだまだこんな記録が残ってる事に驚くし、相変わらずの”姿勢の悪さや運指、そして終生貫いた異常に低い椅子”等々「再確認と新たな発見」が必ずあるでしょう!しかもこのお値段。買うべし!