正直、やっと終わりました。後日談的な話は食あたり気味に感じましたが、主人公以外が語る話や、今までに無い特殊事象を交えて10年後の話などは面白かったです。各話自体も完全独立では無く、順番に沿って関連づけられているので、飛ばさず順番通りに読む事をお勧めします。流れで直後、過去、10年後、3年後という時点の話が1冊に纏まっているので、ちょっと厚い部分も納得です。10巻以上にわたって放置されていた伏線も回収です。
これ以上ないくらいラブコメ。
しかも主人公が異常なまでにフラグを立てていく系統のやつです。(たぶん)
そしてあまりにベタなストーリー
主人公、ある日ヒロインの秘密を知る。
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主人公、ヒロインと秘密を共有する。(味方になる)
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様々なイベント、主人公クサイ台詞を吐く。
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ヒロインとええ感じになるが寸止め。
ここまでベタだとこんだけストーリーをばらしても、
ネタバレをした気分にいっさいなりません。ある意味予定調和です。
そして完全なるラブコメなので身構える必要もありません。息抜きにはちょうどいいです。
読み方としては、挿絵と表紙がちょっと厳しいので自室のベッドで寝転がりながらか、
ブックカバーを掛け、頻繁に後ろを気にしながら待合室でがオススメです。
重たいシリアスストーリーにつかれた方。何か読みたいけどそこまで気力の無い方。
短編集のようで読みやすい「
乃木坂春香の秘密」はいかがすか?