オールドスクールデスメタルバンド、Cannibal Corpseの3rdです。
血生臭いとでも言うのか、ドロドロした生々しい音です。
クリス氏の超低音デスボイスは低音過ぎて聞き取りにくいほど。
「Hammer Smashed Face」が名曲です。
またアルバム
ジャケットセンスがイカしてます!
極悪ブルータル!
タイトルからしてなかなかデスね。
極上デスメタル。
デスメタルってジャンルは有名どころを選んで聴くのが正解のようで。
遠回りしないで素直に聴いとけばよかった。これが初カンニバル。
ずぶずぶにはまっちゃいそうです。
木の机が故障すれば、別の木材で修理する。それと同様に、人間の肉体に支障が生じれば、別の肉体で補おうとするのは、ある意味で論理的である。この理屈に従って、人は、他人の肉体を自己の不足への補填すなわち薬として使ってきた。そのような事実を西洋の歴史に克明に辿った労作である。死体を薬剤と称して摂ることは何か cannibalism のようで、おどろおどろしいことだが、現在の医術でほとんどの人が抵抗なく受け入れている輸血も提供者が死んでいないというだけで、原理的には同じものである。もし、cannibalism が人倫に悖ることなら、輸血も人倫に悖るのでは亡いか。人は生き延びるためとは言え、他の人を犠牲にしてもよいのかという難題に直面することになる。提供者が生きていれば許される、死んでいれば許されない、あるいは、提供者が同意すれば許される、不同意なら許されないというような論理のすり替えでは、この問題は解決しない。
臓器移植から、 人工多能性幹細胞の利用に至り、いよいよ、人類はフランケンシュタイン博士の幻想を実現させようとしている。
このとき、再び、人間は存命のためにどこまでのことが許されるのか、考え直してみる必要がある。そして、過去に存命のために、他人(死者)の肉体をどのように活用してきたかを精確に振り返ることは、そのことの評価を含めて、重要だあろう。そういう意味で、本書は現代の課題を扱ったものであり、この問題における我々の選択を考える上で、必読の書である。