天井桟敷の人々 HDニューマスター版 [DVD]
もう題名が憎いでしょう(><)
見たらやられますよ。
フランス哲学がそこにあると言っても過言ではないと思う。
典型的で対照的な人物の配列、セリフの意味深さ、そして全体に流れる人生観。言うことないね。
あえて指摘するならば、白黒映画の美しさに欠けている。全体的に白い。そこが狙いかもしれない。闇を強調するよりも、光を強調すると、かえって闇が隠されていいのかもしれない。
ああ、ラストがたまらん!
天井桟敷の人々 [DVD]
さすがに名作。1945年の映画とは思えない、普通に面白い映画。白黒だけど色褪せない傑作ですね。
まあ一気に見るにはさすがに3時間越えは長いですけどね(2幕構成になっていてご親切に後半の初めに1幕のあらすじが書かれてます)。
万人が面白いと思うかは知りませんが古すぎる映画ということで観るのを躊躇してる人がいたら一度は観ることをおすすめします。
天井桟敷の人々 [DVD]
傍から見ると、人間は愚かなことをします。
ギャランス(アルレッティ)、バチスト(ジャン=ルイ・バロー)、フレデリック・ルメートル(ピエール・ブラッスール)、ピエール・ラスネール(マルセル・エラン)そしてモントレー伯爵(ルイ・サルー)も、、、
そして、その愚かなことを、人間は性懲りもなく繰り返します。
これは、どうしようもないことだと思います。
でも、実はその愚かさこそ、人間が生きていくパワーであり、
生きている人間の証だと思います。
この「天井桟敷の人々」はホンモノの人間ドラマだと思います。
天井桟敷の人々/嘆きのテレーズ [宝島シネマパラダイス・DVD2枚組] (<DVD>)
「嘆きのテレーズ」目当てで購入しました。傑作と世評の高い作品であるのは前々から知っていたのですが、テーマがいかにも重く、なんだかイヤ〜な気分になりそうで、ずっと見るのをためらっていたのです。
しかし、今回意を決して購入してみると、これがなんと、あまりの面白さにぐいぐい引き込まれて、ラストまで一気に見てしまいました。物語自体は噂通り本当に深刻で、救い難いものなんですよ。なのに暗さを暗さと感じさせない。息もつかせぬエンタティメントとして、時間を忘れて楽しめてしまう。すごい、と思いました。こんな暗い話をこれだけ面白く見せてしまうのは、もはや監督の手腕以外にないな、と。
以前の私と同じように、この映画を、きっと暗かろうと食わず嫌いしている方。そういう方にこそ勇気を出してぜひ見ていただきたいと思います。天下の名作「天井桟敷の人々」と2枚組セットでこのお値段ですから、超、超、超、お買い得。絶対満足していただけるはずです。