林檎もぎれビーム!
筋肉少女帯の「蜘蛛の糸」の主人公が、カルトにはまったような詞になっとります(視点が蜘蛛の糸とはちょっと違うか)w
一方で「お仕事でやってるだけかもよ」「マニュアルではめてるだけかもよ」と突き放しているところも秀逸です。やはり大槻ケンヂは鬼才ですね。
ただアニメの主題歌ということで、いい年こいたおっさんが店頭で転倒しながら購入するのは、ちょっと恥しかったかもw
まりあ†ほりっく あらいぶ 第1巻 [Blu-ray]
!?
いきなり鞠也さんキャビンアテンダント・コスです。
まさに超絶美少女、・・なんて素晴らしいアニメなんだ、、なんだ?
本作はアニメ「まりあ・ほりっく」の第二期です。
一話で主人公であるかなこさんのキャラクターが一応紹介されますがほんの一瞬です。
一話の時点で色々な仲間達がでてきますが、こちらも特に説明はないので予習をおススメします。
観ていたらそれなりに色々わかってもきます、でも予習していたらもっと楽しいですよ。
女の子が大好きなかなこさんと個性的過ぎる面々のお話です。
男子禁制のミッション系女学院と寮で繰り広げられる妄想暴走ギャグ。
背徳的で耽美で宝塚でお姉さまでムチムチでツンデレで妹でロリでetc、あらゆる美少女勢ぞろい。
新キャラも出ます。みんな魅力的です。
ただ基本的にお話はあまり発展しません。それぞれの関係や性格を掘り下げるような話が
殆どです。そういう意味では一期に比べるとインパクトは薄いかもしれません。
でもかなこさんのリアクション芸は一期より格段にパワーアップ、だんだん人間を辞めてしまう
表情や動き、百合妄想もエロチックにもはやおっさん化したりします。
ショッキングだったのが神父です。ブツブツ無表情で呟くクールイケメンイメージだったのですが、
「なんでもアリ」の節操ない妄想スケベ(いいすぎ?)に変貌してしまっていて大爆笑です。
これは女性のファンの方などはどう思われるか解りませんが、、個人的には大好きになりました(^^;)
皆様のあらゆる嗜好を再び満たしてくれるであろう、笑えるアニメです。
アライバル
多くのレビュアーが書かれているように、本書は<字のない絵本>であり、その絵は一点一点、こころを込めて描かれている。
夫婦とお嬢ちゃんの三人家族。
妻子を国に残して、お父さんだけが<移民>として異国へ旅立つ。
手間取る入国審査。ことばが通じないなかでのホテル探し。その国の食べ物は小動物のようで気味が悪い。しかも、仕事はなかなか見つからない……。
そんなふうに万事に苦労しつつも、お父さんは先に移住した人びとと心を通わせるようになっていく。
どのくらいの月日がたったのだろう――ある日、妻子がその異国へやってくる。
その感動的な再会。
話はこれだけだが、キャプションやセリフがないだけに、読者はそこから無限の物語を紡ぎ出すことができる。
街にうごめく奇妙な動物や、風変りな乗り物、ヘンな食べ物は、文化も風習も異なる<見知らぬ土地>に降り立ったお父さんの不安感や、その目に映じた違和感をあらわしているのだろうか?
また、その国へ移住してきた人たちは、それぞれに悲痛な<過去>をもっているようだ。
それがフラッシュバックのかたちで語られている。
建物より巨大な男たちが火炎放射器のようなものをもち、逃げまどう人たちを吸い上げていく恐怖はナチスの蛮行を思わせる。
作品冒頭、家族三人の上に不気味な影を落とす恐竜のようなものは<大不況>の象徴でもあるのだろうか?
……こんなふうに、この絵本はどのように読むこともできるので、百人いれば百様の解釈が生まれるはずだ。
ひとりの読者が、再読ごとに物語の<変奏>をすることもできるはず。
こんなすばらしい絵本を贈ってくれたショーン・タン氏は、インターネット上でご自分のページを公開されているので、<短篇アニメ>や<油絵>などを楽しむこともできます。
ララバイSINGER
個人的には「EAST ASIA」以来、久々に昔のみゆきさんが戻ってきたという感じです。みゆきさん独特の重々しさ、暗さが漂っています。ここ最近の曲はライトな作品が多かっただけにうれしかったです。「お月さまほしい」は、いじめをテーマにした歌なのでしょうか。リアルな歌詞ががんがん心に響いてきました。「重き荷を負いて」は現代版「ローリング」といった感じで、必死に生きてるけどうまくいかない人たちへの応援ソングです。ただ、気休めを言うだけで安い言葉を並べているような歌とは違います。あくまで悲しみと向き合って現実と向き合って這い上がっていけというみゆきさんの言葉が聞こえてくるようです。