ザ・コンプリート・オーヴァーシーズ+3 ‾50ス・アニバーサリー・エディション‾
トミー・フラナガン (Tommy Flanagan 1930年3月16日〜2001年11月16日) は、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト生まれのジャズ・ピアニスト。リーダー作も魅力があるが、特にサイドに付いたアルバムに優れた演奏がある。例えばロリンズのサキコロ、コルトレーンのジャイアント・ステップ、ベニー・ゴルソンのブルースエット、ウェスのインクレディブル、ケニー・バレルのイントロなど。演奏は極めて自己顕示の少ない緻密で確かな技術が定評である。また共演者と対立しない温厚な性格も温かな音となり大きな特徴といえる。アルバムは1957年の録音でジャズ・ピアノ・トリオ史にも残る不朽の名盤とされる。共演者はベースがウィルバー・リトル、ドラムがエルヴィン・ジョーンズ、煽るリズムに乗せられ少し饒舌になったフラナガンが聴き所。この点が今でも賛否両論となるところで、これからも永遠に語り継がれていくことだろう、名盤には名盤たる所以がある。
(青木高見)
Overseas
言わずと知れたトミフラ57年録音の代表傑作。ストックホルム録音と言う事で、"Overseas"。Cの字を鏤めたジャケットは、往時の名盤ブームの頃は、幻の名盤として名を売った。ちょっと古いファンなら、写真のジャケットよりCのジャケットの方に親しみが湧くはず。
トミフラは70年代以降、日本のレコード会社が主役に仕立ててスターになったけど、基本的には「サキソフォン・コロッサス」や「ジャイアント・ステップス」の脇役として、例えるならデカい歯車を円滑に廻す潤滑剤的役割を上手くこなすいぶし銀的脇役の人。
その彼がエルヴィンのサトルなブラシに鼓舞されて、グルーヴ感横溢の大名盤をものしたのが本作。やっぱ一番好きな曲は、冒頭のカマリロ。とにかく楽しいんだから!
サキソフォン・コロッサス
ロリンズの最高傑作!
カリプソ調のセント・トーマスで軽快に歌い、ユー・ドント・ノウ・ホヮット・ラヴ・イズでスロー・バラードを太く吹き、モリタートをリラックスして歌い上げる。
ダグ・ワトキンスのベースのギシギシとしたウォーキング・ベースとマックス・ローチの堅実なドラムも最高です。トミー・フラナガンは決してでしゃばらない。
傑作です。
コリン・ファース トラウマ [DVD]
自分の娘なのに、ここまで、という感じのいたぶり方である。
しかし、本作はまだましで、次作「スタンダール・シンドローム」では、こいつ娘が嫌いなんじゃ、と思ってしまった。
さて、本作はアルジェント得意の、ホラー風味のミステリである。
そして、「サスペリア2」以来の、視覚的な伏線?ミスディレクション?
いや、とにかく「サスペリア2」のあの鏡はまいったが、本作のアレも、結構私的にはツボであった。
やるじゃんアルジェント。
喝采を挙げたくなってしまった。
この映像トリックだけでも、本作を観る価値はある。
若干もったりとしたストーリー展開も、いかにもという怪談風を装ったものと考えれば、納得がいく。
イタリア人だし。
往年の作品と比べたら、評価が低いかもしれない。
しかし、このチャレンジ精神は、みごとなものである。
これは、映像でのみ可能な、まちがいなく本格ミステリだ。
アンフェア?伏線がない?そんなことは問題じゃない。
この本格マインドをこそ、評価しなくてはいけない。
スモーキン・エース2 [DVD]
まず最初に続編ということですが正直評価の高い1作目は関係ないと言ってもいいでしょう。
でも1作目を観てからのほうが作風がわかっていいと思うので1作目を観てから観賞するのをオススメします。
肝心の内容については、1作目には及ばないもののなかなかの出来だと思いました。銃器系のアクションも満載なので結構見ごたえがあり、時間も90分ぐらいなので見やすい作品です。
個人的にはクレイジーすぎる一家がとても印象に残りました。その一家の紅一点の娘をO.Cに出てるオータム・リーザーが演じているので気になる人は是非チェックしてみてください。