いくつかの場面
このアルバムを私が聴いたのは中学のころだったろうか。1曲目はヒット曲『時の過ぎゆくままに』。けだるさとかっこよさが交じり合ったすごい歌唱。どどどっと演奏が続いて9曲目は、あの大滝詠一作の『あの娘にご用心』…ナイアガラ節を沢田研二がどう料理しているかお楽しみに。加藤登紀子の曲も良いのですが、なんといっても秀逸なのは故河島英伍作のラスト・タイトル曲『いくつかの場面』。子供の頃は曲中で沢田研二が泣いているのは何故?って思っていたけど、社会人になって出会い別れを繰り返してきた今になって、この曲の心が、深さが身に染みます。傑作です。
ろっかばいまいべいびい
「ディランにて」と並んで、すばらしいソロアルバム。細野晴臣とのコラボレイト。実際にタイトルナンバーほか、細野さんの曲をぞうさん(恭蔵さん)がカバーしています。また、鈴木茂のハックルバックと共にやっている曲も大変よいです。鈴木さんのリトル・フィート志向も伝わるし(勿論それの最高潮は鈴木さんの「バンドワゴン」ですが)、細野さんの名曲も再認識できるし、そしてなんといっても、ぞうさんの味わいある声ですね。すばらしいの一言です。しばらく前のことですが、NHKアーカイブスで、ボブ・ディランの来日特集番組をやっており、当時20代の村上龍が作家やミュージシャンにインタヴュー行脚していました。そこに「若き西岡恭蔵」も映って、感無量でした。人柄の伝わる答えかたでしたねえ・・・。ぞうさんの御冥福をお祈りします。
ディランにて
玄人だけが知っているフォークソングの奥深さ。
隠れた名曲「プカプカ」が収められているこの1枚。
あなたのコレクションに並べてみてはいかがでしょう。
渋いのが好みのあの人が、感心すること間違いなし。
感動のコミック「Dr.クマひげ」の中で、
クマ先生がスナックで歌っているのが「プカプカ」です。
桃井かおり女史も、この曲が大好きで、
コンサートでも披露し、ライブアルバムにも収録されています。
ジ・オリジナル~シングル・コレクション1980‐1990
このアルバムは、矢沢永吉をあまり知らない人にはもちろん、マニアまでもが楽しめる一枚です。
オリジナルアルバム未収録に加え、アルバムとはテイクの違うシングルバージョンの曲も数曲収録されてます!
矢沢ワールド全開の一枚です。
幅広い層のファンにオススメするアルバムです。