ベスト・フォーク100曲~青春のFolk&Pops~
ここに収められている懐かしい曲は、フォーク・ソングが爛熟した文化を作り、ニュー・ミュージックを経て、J-POPへと進んだ時代を代表する名曲ばかりです。1960〜70年代のJ-POPのヒット曲を集めた6枚組コンピレーション・アルバムですので、幅広い年代をカバーしています。青春のメロディという性格を持っていますね。
初期の和製フォークを代表するザ・フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」は、日本中の人がビックリしました。最初はカレッジ・フォークというジャンルではなく、ナンセンス・ソングの歌い手として認識されていました。「オラ~は死んじまっただ~」という人をくったような歌詞とメロディでしたが、その特異性は過去に例がなく、見事に大ヒットしました。
その後、「悲しくてやりきれない」などの名曲を作りましたが、突然解散しました。「フォーク」の原点とも言えるグループでした。1971年に発売された北山修、加藤和彦が作った「あの素晴らしい愛をもう一度」も、多くの人に愛されました。
はしだのりひこは、フォークルの解散の翌1969年に杉田二郎も参加したシューベルツを結成し、あの「風」で再び音楽シーンに踊り出てきました。北山修作詞、はしだのりひこ作曲というコンビの生んだ永遠の名曲です。シューベルツは1970年に解散し、翌年には、クライマックスが結成され、「花嫁」という大ヒットを飛ばしました。これもエバー・グリーンの輝きを持った名曲です。
その他に、当時流行ったグループサウンズの曲や、トワ・エ・モワ、小椋佳、井上陽水、かぐや姫、チューリップ、アリス、甲斐バンド、尾崎亜美、松山千春等の曲が収録されています。前奏を聞いただけで歌いだしが思い出せるほどです。我々の世代の「ナツメロ」なのでしょうね。
[DREAM PRICE]愛と青春のフォーク大全集
多少偏りもあるかもしれませんが,発売元のソニーミュージックの音源に限ることなく,他のレコード会社からも集めた4枚組,全66曲のフォーク大全集は,非常に充実しています.メーカーの宣伝でも,「'60年代から'90年代」の「いつまでも色あせないフォーク&ニューミュージック」ということですから,中にはフォークとは言い切れない曲が収録されているのも,よろしいのではないのでしょうか?
テレビの特集等で取り上げられる曲は一通り収録されていますし,お値段も1枚当たりわずか1,500円でお得.これだけメーカーをまたがった全集というのはなかなかありませんから,現役でフォークを聴いて育った年代もさることながら,最近のフォーク・ルネサンスともいえるブームの再燃でフォークに注目した若い人たちにお勧めです.
はしだのりひこメモリアル・ベスト
花嫁と「風」はいい曲だ。日本のフォークにも名曲がある。さて「花嫁」だよね。姉さん(義理の)は一文で1歳年長。活動家ではないがAさんをよく知ってる。Aさんも姉さんを。市会議員を4期務めて悠々自適。「あんたねえAさん好きだったんでしょ。枕並べて寝て好きといえば?Aさんと結婚しなさいよ。渡辺弁護士にお仲人頼めばいいじゃん。解放社に電話したら結婚するって」おれは結婚したいなんて考えたことないよ。好きだかどうかも。あんたの書いたのみなAさんのことばり。男らしく好きですといえば?お金貸すから東京に行って会ってきたら「お見合い」よ。振られたら諦めつくじゃん。「お見合い」なんてするか、阿川佐和子じゃあるまいし。意気地なし、私が「解放社」に電話してあげる。Aさんに会って気持ち聞いてあげるよ。ちょっとやめてよ。姉さん。一体どうなるんだろ。「花嫁」は。
ゴールデン☆ベスト
こうしてあらためて聞くと「名曲」揃い。
関西フォーク=プロティストソング=URCとの
流れではないために、あまり歴史に出てこない
ところもある。
しかし北山氏という才能を世に出したのも、
杉田氏が輝くのもこの方なくては語れない。
抒情的な曲調はURC路線からは「軽め」に
感じられたが、後のニューミュージック路線の
先駆者だったのかもしれない。
本来ならフォーク界の「大御所」としての
評価を得るべきだと、今思う。