イヴの七人の娘たち
遺伝子の話なので理解するのに難しい個所もあるが、第10章あたりから俄然面白くなってくる。現代欧米人の先祖は採集狩猟民の末裔なのか、それとも近東からの農民なのか・・・。
このような具体的なテーマを解明していくための過程がつづられていく。
過去の事は現代からの目で見てこれがその時代の姿である、と言い切れない。そこに実際いたわけでなないので、残されている物からの推測でしかないのだけれど、新しい発見や技術の進歩でいままで言われていたこととは、別の世界が開けることもある。
DNAやミトコンドリアDNAなどもそこに貢献している。今回の7人の母にたどり着くことができたのもDNA採取ができるようになったおかげだし、1万年も前の人の歯の化石からDNAが取れた、と言うのは確かにそこで私たちと同じ人が生きていたと言うこと。一気に時間が縮まる思いだ。
昔3大文明についての話を授業で聞いたけれどあまりピンと来るものがなかった。ところが自分の持っているDNAをだどって行く方法で過去にさかのぼると、そこにも私と変わらない毎日の生活があり、文明にしても急に起こったのではなく、自然の流れの中での選択の結果であったという当たり前の事がすんなり入ってくるし、頭に残る。歴史の勉強もこういうアプローチの仕方があるんだなと思う。
母系名をミドルネームに持つ、と言うアイディアは面白い。全く見ず知らずの人が実は遠い親戚だとわかると親近感を覚えるだろうな。現実にはならないだろうけれど。今住んでいる場所ではない、全く行ったことのない所に自分のスタートがあると考えると楽しい。そんな気分にしてくれる内容だ。
My Father's Daughter: Delicious, Easy Recipes Celebrating Family & Togetherness
女優のレシピブックということであまり期待していなかったのですが、届いた洋書はずっしりと重く、美しい写真が満載でした。これで2200円なら安い!原価は米ドルで30ドルだから、円高を反映してるんですね。野菜たっぷりなイタリア料理が基本でしょうか。作ってみたいと思わせる健全さにあふれています。しかし、オスカー女優が普通に料理をして、子どもを育てているんだなと、あたりまえのことに感心してしまう。楽しそうにイメージアップしています。かしこいぞ、グゥイネス。
フロム・ダスク・ティル・ドーン 3 [DVD]
この3作目では舞台は西部劇の時代へと移行します。
とにかく、面白いです。
ヴァンパイアの巣窟にクイーンヴァンパイアもいて
時代が古くなっているが、スケール感はUPしています。
ストーリー展開も速く、飽きさせない演出は、さすがです。
このシリーズは全て、コレクションすべきでしょう。
廉価版になった今、買いですね。
ホワイト・プリンセス [DVD]
現大統領の娘であるサマンサは家族は大好きなものの、大学生をなったのを機に、少し自由を求めてワシントンにはない大学を選びます。学業だけでなく、初めてのルームメイトとの寮生活や恋も楽しみにしています。ただし常にシークレットサービスに守られて、大統領の娘ということでの注目が原因でルームメイトの親友や家族とのすれ違いを生んでしまいます。また大学ではある先輩といい雰囲気になるものの、彼と彼女の出会いは偶然ではなかったのです。秘密を知った後、優等生タイプのサムが彼の気を引こうとちょっと暴走してしまう所はおもしろい上に、二人の心情が分かってほろりとさせらるし、先輩と舞踏会で踊る場面なども衣装も含めて素敵です。大統領やシークレットサービスの人もいい味出してます。