荒俣宏の世界ミステリー遺産 (祥伝社黄金文庫)
2001年に単行本で出たものの文庫化であり、
それなりに情報更新はされているものの、
やはり古臭さは否めない。
こういった類の本に情報の鮮度を求めるのは、
何も私だけではないはずだが。
しかし中身は面白い。
個人的に楽しめたのは、
やはり第1章のヨーロッパ・中東編。
「リリ・エルベの肖像画」
だけでも一読の価値がある気がする。
この話は有名だが、
あまり書籍にはとり上げられていないので。
「ピルトダウン人の化石」もなかなか面白い。
第2章の日本編も、まあまあの面白さ。
「福来博士の念写写真」は必読。
さすがは荒俣氏の筆力だと感嘆した。
特にこの手の本にありがちだが、
章を重ねるごとにつまらなくなっていく。
そこは残念な点だが、それも本という媒体の運命か。
未確認動物UMAの謎 (ムー・スーパーミステリーブックス)
久々に見応え、読み応えのあるUMA本でした。掲載されている写真も目新しいものも多く、ページをめくるたびにワクワクしました。内容も密度が濃く、永久保存版と言っても過言では無いと思います。UMAファンなら、絶対「買い」だと思います。