ラヴ・シネマ~ムービー・ヒッツ
全部どこかで聴いたことがある、あるいは持ってるアルバムに入ってると、そんな目新しいものではないけれど。
でも、好きな曲たちを見事に選曲していれてくださったという感じです。
映画好き、洋楽好き、共にたまらないCDだと思いました。
とくに疲れてるとき、心がさびしいときに聴くと、温まります。
この冬のBGMになりそうです。
猟奇的な彼女 [DVD]
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恋愛物はキライだった
通常の恋愛物を見ると、いつも寒気がして、嫌になっていました。
「そんなこと言わへんっちゅーに」「ええかっこしすぎなんじゃ」等と思ってしまい。。
この映画は、そんな方にオススメです。
なぜ?
(1)ありそうでなかったシナリオ。
笑いながら、涙のクライマックスを迎えられ、そして最期には
よい意味で期待を裏切った展開になります。
ありがちな恋愛ストーリーと比べると、2つも3つも捻りが入っています。
(2)男でも共感できる恋愛観
ある意味、とても狂暴だけどカワイイ彼女。彼女は根は純粋だが、色々な笑えるエピソードを作ってくれます。
気弱で運が悪いキョヌ(主人公)は、そんな彼女に思いっきり振り回されながら、実は男らしく彼女を思ってあげています。
そんな2人は、表面上では文句の言い合いなどを繰り返します。
が、内面ではお互いのことを、しっかりと誠実に考えています。
会うことを強要したり、自分がどう思われているかのみに終始したり、
というようなよくある自己中心的な恋愛ではありません。
恩着せがましくなく、観ている人間を心地よくさせる恋愛観を感じることができます。
この作品では「偶然」という言葉が1つのキーワードとなっています。
日常生活や恋愛において、焦るが故に近道を選び、実はそれが遠回りなっていることって多いですよね。
この作品では、そんな近視眼的な人間欲望や恋愛観に「偶然」という言葉で一石を投じています。
自分に厳しい人ほど、この作品のそのキーワードに対して、共感されることと思います。
笑える、感動できる、恋愛的、捻られた展開、全てにおいて満足できる、
近年稀に見る名作です。
猟奇的な彼女
映画を金曜日に見て、サントラを土曜日に購入して、この本を日曜日に手に入れました。この本は、先に映画を見られた方が楽しめると思います。自分はサントラの”I BELiEVE”を聞きながら、読み進め あまりのおもしろさ、悲しさがメロディと相まって、かなり 切なくなってしまいました。原作のこの本は映画とは、ストーリーやエンディングが違いますが、どちらも おもしろいことに変わりません。正直こんなに こころに響くなんて想像できませんでした。はまりすぎて、韓国語の勉強を始めたくなってしまいました。韓国語の原作も読みたくなったのです。これからの世界は、英語と中国語だから、韓国語を学んでも意味がない、韓国人とは英語で会話すればいいや。って考えていた自分が明らかに変わってしまいました。舞台の韓国へも行きたくなってしまったのです。はまりたくない人は読んではいけません。
僕の彼女はサイボーグ 通常版 [DVD]
綾瀬はるかは、このヘアスタイルとメイクが一番似合ってる。この映画を見て、彼女の虜になる男性は多いと思う。
タイムトラベルもののSFとしては、論理的に明らかにマズイ部分があるし、ラブストーリーとしても、その話の運び方は、やはりマズイでしょうという部分もある。
しかし、綾瀬はるかの笑顔が可愛いという、それだけでじゅうぶんではないか?現に、私も毎晩この映画を見るほど、彼女の虜になったんだから(笑)
ただし、作るほうも、見るほうも予想できなかった嬉しい誤算があると思う。それは、この女優さん、ただのカワイコちゃんタレントではないということ。
この女優さんは、顔の表情が、ふつうの役者さんと比べて5倍ぐらい、一般人と比べると何十倍も豊かだ。
おそらく非常に幸福な幼少時代を過ごしてきて、それで表情が豊かになったのだと思う。それは、彼女が、演技の合間に見せる、わずかな素顔を見ても分かる。
この人は、実際は非常に頭の切れる、それでいて天使のように優しい心を持った人だと思う。それが、どうしてもオーラのように演技に出てくるのだ。
だからこそ、本作を見る男性は、これほどキュートな女の子はいないと、感じるのだろう。他の役者さんでは、このキュートさは出ないと思う。
彼女を見ていると、ヘプバーンと吉永小百合を連想してしまう。ともかく、日本映画界の宝である。
猟奇的な彼女 ディレクターズ・カット特別版 [DVD]
去年の初夏、チョン・ジヒョンさえ知らなかった私は「猟奇的な彼女」通常版を一度観てすっかり気に入ってしまいました。その後、いろいろ韓流ドラマを観まくったこの1年です(笑)が、振り返ってみると「猟奇的な彼女」は、いまでもお気に入りのかなり上位にランクしています。
クァク監督の第3作「僕の彼女を紹介します」の公開にあわせて、「猟奇的な彼女」ディクターズカット版DVD(韓国版DVDと同バージョンですか?)が出るというのでじっくり観ようと、予約して買ったはいいがなかなか観られず、最近になってようやく観ることができました。
特典ディスクもメイキング、NG集、CG解説(地下鉄車窓とか、結構多用している)、原作者インタビューなどが入っていて充実していますが、噂に聞いていたクァク・ジェヨン監督とチャ・テヒョンによる、和気あいあいとした掛け合いの解説付で本編を観るのがよかったです。通常版DVDを何度か観ていましたが、あらためてふたりの解説付で本編を観なおして、いろんな伏線や遊び、しかけについてうれしそうに語っていて楽しめました。UFOとか、ラストの老人が冒頭の地下鉄に乗ってたとか実は未来から来たキョヌだとか、五つ子とか、カエルとか、ファン・サイトの噂話の元ネタともいうべき監督の解説を聞いて「へぇ、ほんとにいろいろ遊んでたのね」って感じでした。
ディクターズカット版の本編は、通常版DVDとは一部編集が異なりますし、音楽も2人の靴交換シーンのシンチョン・ブルース「汽笛の声」、ラストのシン・スンフン「I believe」がTemptations「My Girl」になっていたりします。本編鑑賞は通常版DVDのほうがさっぱりしていてお勧めかなと思いました。