トイズワークスコレクション にいてんご デュラララ!! シークレット1種入り全11種セット
大変可愛らしいフィギュアです。
造形の完成度も高いと思います。
ただ非常に残念と言わざるを得ないのが、ラインナップ。
臨也と静雄が二種。まぁ、これは人気キャラだから仕方ないんでしょうね。
デュラララという作品のグッズやメディア展開はこの二人を重要視し過ぎていて不愉快です。
店舗限定特典でカラー違いが出て臨也は合計3種というあきれたものでした。
さらに、臨也と静雄は持ち物やポーズが変わっているのに対し、杏里と正臣は目が変わっただけ。
杏里は刀を持たせることも出来たのでは?
正臣は私服にしてしまってもよかったのでは?
表主人公であるはずの帝人だけが1種しかないのは何故?
そして個人的にセルティファンとしては新羅がいないのが寂しい・・・
ということで☆-2にさせて頂きました。
出来れば第二弾で創始者帝人や新羅、ワゴン組、幽あたりのキャラクターを出して頂きたいですね。
ULTRA SONIC
今から約9年前、生まれて初めて 巡り会えてよかったと実感できたCD。
この一枚と出会わなければ、その頃の私はきっと洋楽へと音を追い求め、こんなにマイナーな邦楽の世界にどっぷりとはまらなかったと思う。
ある意味 人生を変えさせたれた心憎い一枚だ。
たった6曲のミニアルバムである。短い。
だが、最高のテクノポップを届けてくれる素晴らしい作品である。
始めは『TRUTH』。
のっけから、そのありえないほど綺麗すぎるメロディラインに心奪われる。
この冬の星空に浮かんでいるような透明感はなんなのだろう。
彼らの曲には常に宇宙を感じてしまう。
次の『Day After Tomorrow』は、今でも時々無性に聞きたくなる。
苺畑に…からのフレーズに甘酸っぱい過去を思い出し、胸がきゅぅと締め付けられる想いが込み上げる。
初めはずっとSingle曲だと勘違いしていたぐらい完成度が高い。(当初はラジオでわずかに耳に挟んだ『BETTER DAYS』をこの曲だとずっと勘違いしていた…)
『秋の気配』は小田和正の名曲のカバー。彼らの持つ透明感が悲しみに色を添える快作である。
最後は『SUPER SONIC LEVEL』
メロディとボイスが巧みに調和し、時に交錯し、一枚の風景画が編み上げられてゆく。
どこか懐かしくて、幻が見える街を歩く姿は、まるで自分を外から見ているもう一人の自分がいるようで…無性に寂しくなってくる。
この一曲だけでも、このCDは買いだと思う。
夜に空でも見上げ、ゆったりとコーヒーでも飲みながら、音に心を委ねるのに最高の一枚。
癒しあるサウンドを求める方に、ぜひ手にとってもらいたい。
帝王、死すべし
途中からアイツが怪しいとは思っていたが、まさかアレが日記だったとは…。
この作者の作品群は毎回神経を消耗し、何気ない記述も注意深く読まないと
後で足元を掬われる。登場人物の名前や性別、人称、人数、時系列…等々。
「騙されないぞ、見逃さないぞ」と強い決意を持って本作に臨んだが、
終盤に進むにつれてウーンと唸らせられた。ただエピローグで語られる真相は
辻褄合わせにはなるが、やや強引な気もした。
冤罪者 (文春文庫)
1作品の根本のトリックに大きな矛盾がありませんかね。
(ネタばらしになるので詳述できませんが。)
2登場人物の行動にも、ときおり「なんで?」ってのがあります。
3凝った作りをしながら、「監禁中」の叙述だけが突出して不出来です。
しかし、いずれも僅かのセンテンスを加え、
人物設定を微修正すれば、改善できたはずです。
これほどの長編だと、どんなに力量のある作家でも、
自分で完全には作品を制御できなくなるでしょう。
そういう意味では担当の編集者が細かく読み込み、
作者の意図を汲んで改善をアドバイスするべきだったと思います。