天国の駅 [DVD]
映画の内容は、辛く悲しい女性の物語。
でも、吉永さんの女優としての演技力と気迫、そして情念で、おどろおどろしい人間模様にも、こういうことって一歩間違えば起こりうることなんじゃないかなと感情移入をして見てました。吉永さんが所謂、悪女役をされたのは始めてのことらしいのですが、薄幸な女性の悲哀、やるせなさを見事に演じられていたと思います。
マヌケ先生 [DVD]
ファンタジー色が強いものの、実質的に大林監督の自伝的要素が大きい映画だと思います。(大林監督は総監督を務め、監督は内藤忠司氏が努めています)
大林監督の少年時代の様子、映画への思い入れなどがわかり、ファンには貴重な映画。尾道ものの外伝的、また基礎的な要素もあると思います。
(実際、大林監督の生家もロケに使用されているようです)
祖父母、母、校長先生、女先生、千代子姉ちゃん達とのやりとりもユーモラスで暖かくて、監督はこんな雰囲気の中であの世界をはぐくんだのか、と感じました。
俳優では谷啓が素晴らしい演技。ユーモアに満ちたマヌケ先生を面白可笑しく演じます。南野陽子のお母さんも美しい。丹波哲郎と入江若菜の祖父母も堂に入っています。今はすっかりVシネマの顔となった竹内力も出演。そういえば、確か大林映画(彼のオートバイ彼女の島)でメジャーになったと記憶しています
大日本帝国 [DVD]
二百三高地が好評だったので、ほぼ同じキャストで作った戦争ものの第二弾。
ドンパチする戦争ものではなく戦争にかかわる人の人間模様をドラマ化した物です。
局地戦の戦闘もナレーションで進んで行くので展開がかなり早いです。
かなり兵卒に偏った視点なので評価が分かれる所だと思います。
二百三高地を見てからの方がこの監督の意図が分かりやすいと思います。
個人的には二百三高地の方がお勧めです。
Re.(アールイー)(CCCD)
このアルバムは何度聞いても素晴らしいです。
アルバムオリジナル曲なんかもう名曲ぞろいですよ!!
特に私のお気に入りは「winter love」と「name of love」なのですが、「winter~」の方は、Z-1時代に同名(Z-1時代には『Winter Love』でしたが)の曲を歌っていたので発売前からずっと気になっていました。
実際聞いて、Z-1の頃とは比べ物にならないほど大人な冬の世界でした。
もう「おいでよ!」とは言わないんですねw
「name of love」は、聞いててなぜか友達を思い出しましたね。
ほんといい曲です。
全体を通して失恋ソングが多く目立ちますね。
聞いててとても切ないです。
でも、それがまたいいなぁ・・・
でもどうしても聞いてて気になったことがいくつか。
「あふれそうな愛、抱いて」と「涙をふいて」は間違いなく夏の曲だからアルバムから浮いてる気がするし、何と言っても「あの人に会いたい」と「愛のために。」のリミックス。
「愛のために。」なんかかなり今更な感じだし、「あの人に会いたい」はシングルで懲りてるのでいりませんでした。
別に7曲でミニアルバム・・・でも良かった気が。
無理にシングル曲を全部収める必要はないと思います。
あと、やっぱり歌唱力。
上戸彩ちゃんは歌手ではなく女優なんだから、無理に歌わせる必要はないと思います。
本人がどうしてもというなら、もっとボイストレーニングの時間を取るとか・・・
多分中学生以降はボイトレしてなかったと思いますから、この子。
ウォーターボーイズ (通常版) [DVD]
これを観て「こんな高校生活を送ってみたかった・・」と思われた方も多かったでしょう。
「高校生の夏休み」・・いい響きですねえ~・・
今までもいろいろな青春映画を見てきましたがかなり完成度の高い作品だと思います。
笑いアリ、涙アリ、恋愛アリ・・10代の人はモチロンですが、
ちょっと高校生の頃が懐かしくなってきた20代30代の方にもおすすめです!!
決してジャリ映画ではありません!!