小さなバイキングビッケ (評論社の児童図書館・文学の部屋)
40年以上前からタイトルは知っていましたが、今回初めて読んでみました。
バイキングの族長ハルバルの息子ビッケは、大変知恵のある少年で、知恵を使って獰猛なオオカミから無事逃げおおせます。そんなビッケを無鉄砲なハルバルは、「臆病者」と叱ります。
ハルバルとの石運び競争に知恵と工夫で勝ったビッケは、初めてバイキング遠征に連れて行ってもらえます。次々と襲いかかる危機をいつもビッケの知恵で切り抜け、ビッケはバイキングたちにとって、なくてはならない存在になります。高い通行税を取るデンマークの税金取りをうまくだます場面は笑えました。
海賊というと、悪いイメージがありますが、この話のバイキングたちは大変ユーモラスでにくめない存在です。
壁の中の天使 (EDGE COMIX)
壁に描かれた二人の天使が、それぞれ人間と恋に落ちる話。天使たちは夜の間だけ壁から抜け出して街を散策できる。
『壁の中の天使』金髪の天使(ユリウス)と壁画を描く画家(ロレンツ)の物語。ロレンツが描いた通りの姿で壁から抜け出る天使たち。ユリウスは偶然ロレンツの家にたどり着くが、ロレンツは自分が描いた天使とは気づかず仲良くなる。
『天使からの手紙』マリオン(黒髪の天使)は10年間壁画に一人でい続けた。偶然出会ったレオ(小説家)から字を教わり手紙を書くようになる。
それぞれの恋愛だけでなく、ユリウスとマリオンの兄弟のような関係も見ていて楽しかったです。ユリウスの恋を後押ししてやるマリオンに特に感動しました…
この本に現実感を求めてはいけません。
「PICNICS」-BEST OF HA
CM曲でおなじみの「世界でいちばん頑張ってる君に」と「BE MY GIRL〜君のデイリーニュース」が聴きたくて買いました。
ちょっと甘い声がほんわか気分にさせてくれて、きれいなメロディーラインが日頃のイライラなんかふっとばしてくれます。
買うならDVD付きの限定盤がオススメです☆
「BE MY・・・」では、シャンプーのCMのしずちゃんが見れます!
赤の世界 (KCx ITAN)
書店で表紙を見て絵柄が気に入ったので買い始めることになったびっけ作品。 馴染みやすい画風、ややこしい設定もなく一冊でまとまっているストーリー。私はこうゆう無理にファンタジー化していないけれど現実と非現実が折り重なったびっけ先生の漫画が大好きです。 戦争という共通のテーマ、戦中、戦後、各物語で場所や人物は違いますが繋がりがあるのもこの漫画の魅力の一つだと思います。