LOVE STORIES III(CCCD)
特に聴きたいのは、ブレッドの「イフ」。番組とマッチした美しいメロディは最高です。TVドラマを知らない若い人にもおすすめです。
現在、この曲を手に入れようと思っても、ほとんど不可能なので、こうしたアルバムはうれしいです。
うたかたのオペラ(紙ジャケット仕様)
歴史的名盤であるだけに、ファンにとってはがっかりな一枚。だが、アナログ盤の初回特典だ
ったオマケ・シングルを初CD化したことや、永らく廃盤・レア盤としてオークション・サイト
などで高値で売られていた事を考えるとこの再発は意義が深い。正直私もがっかりしたが、前
向きに考えてこの評価としたい。この機会にこの作品群に触れたことのない人は是非聴いて欲
しいと思う。
ちなみに、『パパ・ヘミングウェイ』と『うたかたのオペラ』のこの改変は、起源を辿ればワ
ーナー時代に出されたアナログのベスト盤『BARAMERICAN』に遡る。このレコードが企画された
時“デジタル・リミックス・リマスター”(レコード帯より)が施されたのだが、その結果生
まれたのがこのテイクなのだった。以降このミックスが“オリジナル”としてアルバムに収め
られるようになる。CBS時代のベスト盤CD『Le Bar Tango』にも、東芝時代のCDにも、今回のリ
リースにも使われている。つまり、初代アナログ音源は一度もCD化されていないのだ。元々を
知るファンからすれば、欠陥品と言ってもいいようなミックスなのだが、原盤権を加藤和彦自
身が持っていて、今回自身でリマスターしていることを考えると、これが加藤の意向であると
理解せざるを得ない。
先日、初代のマスターのありかについて担当者に電話で訊ねてみたのだが、その所在は現存す
るのかどうかを含めて、ようとして知れないと言う。初代のマスターはワーナーの倉庫に眠っ
ているのか、加藤邸にあるのか、あるいは紛失してしまったのか……真相は闇の中である。
NOW 90’s BEST
TV、CMなど必ずどこかで聴いたことのある曲が盛り沢山に入っていす。
ディスク1はポップサイド。ディスク2はバラードサイドと別れています。
この、バラードサイドに入っている曲がたまらなく良いのです!どれも心に染みる曲ばかりです。
ポップサイドはいわば、一発屋と言われている歌手達の曲が多いです。逆にいうと、一発大ヒットを放った曲ばかりですから誰でも知っています。
ぜひ、聴いてみてくださいな。
もう誰も愛さない BOX [DVD]
シドニー・シェルダンが日本でも爆発的に売れたタイミングでこの手のノン・ストップ・どんでん返しドラマが流行りましたよね~。多分今見たら下手なバラエティのコントより爆笑できそうな気がする(笑)それにしても、懐かしいなあ。最近良くも悪くもキャスト・スタッフがこんなに悪乗りしているドラマって作られなくなった気がします。この勢いで三上博史+キョンキョンの「あなただけ見えない」(だったかな)も是非DVD化して欲しい!週末の夜にどっぷりと徹夜して見たいです。
輝け!木曜ドラマ王 90’s
この手のオムニバスの良い所は、既に歌手活動を引退してしまった人の作品が、ひょっこり復活したりするところである。今回は、ビリー・ヒューズ(Billie Hughes)の「とどかぬ想い(Welcome To The Edge)」がそれに当たる。アメリカでもTVテーマを作曲し、歌っていた彼だが、向こうではドラマ主題歌の地位が低いため、ソロCDは日本で出たあの1作しかない(バンド時代は2作あるが)。既にシングルもアルバムも廃盤。1作だけあるコンピはCCCDになってしまったので、通常CDでの初復活は密かに嬉しい。
悲しみは雪のように/浜田省吾、PRIDE/今井美樹、There will be love there/the brilliant green 等が収録されているから、内容は悪くない。ただ、決定的に目玉となる曲がないのが問題かなぁ。もっとも木曜はバラエティ優勢で、ヒットドラマは元々少ない。あっても、刑事モノや病院モノが多く、主題歌が売れない曜日なのだ。
Sonyが音頭を取ったのに欠けているなぁ、と思ったのが、「P.S. 元気です、俊平」の主題歌 Hysteric Blueの「なぜ…」 だが、メンバーがその後、重大事件を起こしたからだろうなぁ。