箱庭図書館
乙一は勇気ある作家である。
作家として、致命傷になるかも知れないこの企画物
「素人の小説を下敷きにリメイクする」
を、やってのけたのだから。
冒頭の短編に本を読み出すと止まらない少女が登場するが
乙一は、書きだすといつまでも書いていたい作家なのだろう。
いじめた同級生を見返すために本名で小説家になった男。
あの変な名前の小説家はあいつだったのか、と、気づいて欲しい乙一。
KIDS 通常版 [DVD]
大きな傷を負った過去を持った三人が、とある街で偶然であう。
生きていることさえ無駄だと考えているのだけれど、ピュアな心が引き寄せる。
ワイルドで喧嘩三昧の不良、いじめに合い顔に傷を残した女の子、他人の傷を自分に移動させる能力をもつ男。
あまりにも切なく、引き起こる残酷な現実にいたたまれなくなりました。
小池徹平役があまりにも優しすぎる!
最後には三人が笑顔でいられたまま終わったのが救いです。
乙一さん原作の映画、小説も読んでみたくなりました。
きみにしか聞こえない [DVD]
予備知識もなく軽い気持ちで見にいきました(原作とかも一切読んでませんでした)最高でした。心に深く染み入りました。あんまり良かったので2回見ましたがそれでも飽きる事なく、2回ともに泣きました。
ベッドタイム・ストーリー [DVD]
ディズニーによるファンタジーと現実のコラボレーション物語。
父親がモーテルを経営していたが経営者としての才能はなく、友人の口車に乗せられて売却してしまう。
新築の豪華ホテルが建築された。
父から毎晩、楽しい御伽噺を聞かされていた少年は従業員として雇われて
「いつかホテルの経営を任せよう」というセリフを信じて早25年。
冴えない男が甥や姪っ子にしてあげる寝物語の内容が現実になるというファンタジー。
所謂「サクセス・ストーリー」ではあるが、どうも盛り上がりに決定的に欠ける作品。
ホテル社長、主人公の父親の親友であったはずなのにどうにも主人公に対して
あまりにも態度が冷たくないか?
ハムスターがギョロ目で見ていて気持ち悪いです。
KIDS オリジナル・サウンドトラック
まだ公開前ですが非常に落ち着いた感じの曲がつまった感動的な音楽です。各トラックの最後に小池徹平、玉木宏さん等出演者の映画の1シーンだと思われるセリフが30秒〜1分程度入っています。映画を見た後ならシーンを思い出してより感動がこみあげるCDだろうな、と感じました。映画は公開前ですが何となく雰囲気が分かる感じで前に買って聞くのも良いです。特に小池徹平君のセリフがメインです。