服部半蔵と影の一族 (学研M文庫)
忍者と言えば服部半蔵、それも千葉真一というのは私の世代の共通認識ですが、その服部半蔵と服部一族の生き様を各種資料から紐解いた作品です。
テレビドラマの派手な活躍とは違う地味な忍者の務め、そして鉄の結束と言われた三河武士団の真の姿を描いています。
服部半蔵を中心に物語を進めていますが、どちらかと言えば服部一族をまとめた作品です。
しかも徳川や織田といった戦国大名の戦いを軸に、そこにどう服部一族が絡んできたかという書きっぷりで、華々しい忍者の活躍を期待するとがっかりするかもしれません。
しかし作者の考えという前提ではありながらも、史実としての忍者を知りたいと考えるのであれば面白い作品です。
影の軍団 服部半蔵 [DVD]
2人の服部半蔵が出てきます。天下統一後に不要となった忍びの生き様が描かれています。アメフトを思わせる防具らしきものを付けた忍者軍団の戦いの描写が、良いという人もいますが、時代劇には遭わないと思いました。
テレビとは、まったく違った服部半蔵が観れます。
新・影の軍団 服部半蔵vs陰陽師 [DVD]
いつどんな時代どんな役であろうとも、竹内力のテイスト丸出しです。
陰陽師って…この頃は下火とは言え、陰陽師ブームだったんですよねえ…。
というよりも、なんか、陰陽師ではなくてこりゃネクロマンサーじゃないか!?