Odds +1 (ヤングサンデーコミックス)
oddsのサイドストーリー短編集。脇役キャラに光を当てた読み応え充分な一冊です。
卒業レースに出走出来なくなったバリコや、黙々と練習に励むノダメさんの話しでは何度読んでも泣けました。
自転車漫画としてもスポース漫画としても珠玉の名作です。
ただ発行部数が少ないのか?
どこの書店に行ってもなかなか置いてない気がします。
Odds GP!(6) (アクションコミックス)
相変わらず面白いです。
お金を払う価値は十分にあります。
Odds GP!の6巻からいきなり買う人はいないでしょうから、ちょっと横道にそれた話をすると…
これだけ壮大なスケールで自転車競技に関するドラマを描こうとする作品ですから、どうしても作者の名作「BB」と比較したくなってしまいます。「BB」の場合は森山仁という最後の目標がはっきりとストーリーの随所に顔を出して対決への期待を盛り上げてくれました。
しかしOddsやOdds GP!では宿命のライバルである藤沢悠の影が薄いというか…何がなんでも戦わなければならない「ライバル」という感じを受けません。
今回は「BB」と違ってストーリー終盤まで真のライバルの存在感を薄くしているのでしょうか?
まぁ、寒川だ和尚だシーサーだと競輪で出会ったキャラがあまり魅力的すぎるというのあるんですが、もう少し藤沢悠という人間について知りたいのも事実です。
Odds 10 (ヤングサンデーコミックス)
ヤングサンデー休刊にともないこの漫画も終わることになり、いきなり感丸出しで「競輪学校編」は終わります。
ヤングサンデーが続くか、他の作品のように他雑誌へ移籍してじっくりと続きを書くことができていたらと残念でなりません。
しかし、「スピリッス増刊 YSスペシャル」で競輪学校編の読み切り「Odds +1」が連載され、現在は「漫画アクション」で続編の「Odds GP!」を連載中。
やっぱりおもしろいものはそう簡単には終わりません!
ライブ ア ライブ
私はさまざまなゲームをプレイしてきましたが、未だにこの作品を超えるゲームと出会ったことはありません。
七つの時代+αで生きる主人公たちそれぞれの物語が展開されます。それぞれ2,3時間程度でクリアできる短編集です。
これをプレイすれば、ほんとに面白い作品には綺麗な映像なんてなくても作れるんだ、と考えるようになります。
ただし残念なのは、知名度の低さと難易度。
初心者に優しくない仕様となっており、序盤は正直、難しくて辛いです。何度もゲームオーバーになったり、トラウマになるシーンもありました。
でも、最後までプレイしたとき、すべての物語が繋がります。ですから、このゲームをプレイする気になったら、最後まで物語を進めてください。
この作品を最後までプレイした知人の中では、面白くないと言った人は一人もおらず、みんな神ゲー扱いでした。
どんでん返しの奥深いストーリー性・練りこまれたシステム・遊び心満載なやりこみ性・動きまくる活き活きとしたドット絵・迫力のある音楽・惹きつけられるキャラ個性・次々に生み出される台詞、どれをとっても一級品。
何が正義で何が悪なのか、とことん追求され、考えさせられる作品です。
PS3やWiiが発売している今だからこそ、少し振り返ってみて、スーパーファミコンのゲームで味わえる感動を体験してみてはとうでしょうか。
OddsGP!(4)ーアクションコミックス
少し競輪を知っていたら、結構たまらないとおもいます。
アクションコミックスでGPとして出る前に、
ヤングサンデーにてOdds全10巻(競輪学校時代)
と
番外編?(デビュー前)が1巻ありますので
そちらを読まれてから是非!