絵はとっても巧い、描くには難しいエビラやバラン、リトラにビラ星人もちゃんと描かれている、絵はいいだろう(地球大進化の漫画版も描いてる人)。 問題は細かい設定だ。 1945年8月15日、英二が焼けた東京で祈っている描写があるが、彼が玉音放送を聞いたのは東宝撮影所、隠りっきりで視覚効果を撮影為ていたらしいのでそんな暇は無かった筈。「ゴジラ」のスクリーン撮影での台詞の中に「全国の皆さん」何ていう台詞はなく、マイクのコードを握っていなかったし、そもそも英二は撮影中は煙草を控えていた。「空の大怪獣ラドン」撮影中の場面、特撮助手は火山の仕掛けを撮影時まで知らなかった描写があるが、着想を操演に指示為ていたのは助手、知らないわけがない。極めつけは英二が昇天する際に添えられた昭和歴代ウルトラマンと英二の記念撮影写真、悲しい写真だが、この中になんとウルトラマンジャックとAとタロウがいる、この三人が活躍したのは英二の死後、71年〜73年の間、写真なんかあるわけがない。 いろいろと疑問を感じる漫画だが、小学生や特撮入門ファンはこれで学べるかも。
1997年の夏の終わりごろもたらされたダイアナ妃の、あまりに突然の訃報。
この訃報を世界が悲しみ、世界が彼女の死を悼んだことは今なお記憶に新しい。
私もテレビのニュース速報で大いに驚き「惜しい方を亡くした…」と思ったものだがこの一冊にその思いを新たにした。
ダイアナ自身は幼少期も結婚後も家庭に恵まれなかったが、それで世をすねるのではなく
自分が愛されたかった分たくさん人を愛してあげたいと願える人間性の豊かさ。
ヴォランティアや地雷除去という目標のためなら、
何をやっても人の注目を集めてしまう悩みをも逆に利用してしまう行動力。
そんなダイアナの魅力がいちかわのりの優雅で表現力豊かなまんがから十二分に伝わって来る。
姉の拒食症、ダイアナの過食症や自殺未遂といった深刻なエピソードを
児童書でもさらりと表現できるようになったのは、
心の病にわずかながらも理解の進んだ現代という時代のなせる業だろう。
そういう意味では今の時代だから描ける本だと思う。
知ったからどうって事ない事かも知れませんが知って得した気分になれる事もたくさん書いてあります。
3代目や2代目の本名、サイのお兄さんの名前、誕生日など
そういう事がプレミアなのだろうからここには書けませんが知って得した気分になります。
イタチとの戦いまでの事を書いてありますのでコミック派の方にはリアルタイムな内容まで知れると思います。
ファンなら一冊もっていてもいいのではと思います。
プレイしているうちに零式の世界観が好きになって、世界観の掘り下げをしたいと思い購入しました。
まあタイトルが公式設定資料集なので当然といえば当然ですが、6割が登場人物のデザインを検討されたと思われる配色案です。ところどころにキャラの説明っぽいものも挟み込まれていますが、期待していたほどではありませんでした。残りの3割は朱の目録に沿ったオリエンスの歴史の解説です。そして残りの1割は「どの軍神が一番使われているか」「どのキャラが一番育てられたか」といったランキングと、それに対するスタッフのコメントが載っています。
正直1回見てしまえば満足してしまえる内容だったので、私には少し物足りなかったです。
一般的に知られているエリザベス一世像を再描した感じである。物語としてはおもしろい。ただ…監修に専門家である神奈川大学の石井美樹子氏があたっており、解説も担当していることを踏まえると、エリザベスの陰の部分についての言及、当時の時代背景と政治情勢、価値観についての補足的解説がもう少しあってもよかったように思う。 具体的には、結婚はしなかったが愛人が幾人もいた(しかもその何人かは諸事情により処刑されている)ことやカトリックを迫害したことは言わなかったり、メアリー・スチュワートとの複雑な関係を説明することなく単なる悪役にしたり、といった部分に違和感を持った。。 もちろん、子供向けの漫画なので、限界はあるだろう。でも、ヨーロッパでは歴史教育への関心が高くヨーロッパ史の教科書が民間で編纂され話題をよぶなど、各国史からヨーロッパ史へ、世界史と歴史観の広がりが見られる。エリザベス女王に対する評価も、もっと多角的なものであっていいだろうし、少なくとも、そのあたりを解説で補足してほしかった。
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