ドイツのメタルバンド、ブレインストームの8th。2008作
すでに10年以上活動する中堅だが、日本での知名度はまだまだ低いようだ。
そんな彼らのスタイルはメロスピでもメロパワでもない、これぞトゥルーメタルの極致といえるだろう。
ミドルテンポ主体で、80年代の香りを匂わせながら正統派のリフでぐいぐい聴かせるさまは、
まさに正統ヘヴィメタル。昨今のメロパワ/メロスピ系リスナーには面白くないかもしれないが、
頑固一徹のメタル魂を味わいたい方には聴いていただきたい。
人間の五感を記録し再生できる機械を開発した科学者が急死。自分の死の瞬間をその機械で記録してしまう。クリストファー・ウォーケン扮するその研究のパートナーが科学的、哲学的な好奇心からそれを見ようとする。そこにはなんと記憶までもが記録されていた。そしてその奥には・・・。ということでお決まりの研究への軍部の介入、破綻しそうな夫婦仲の修復などいかにもSFエンターテイメントな部分もある。でも僕が惹かれるのは、人間の心のありかとか、死んだらどうなるかとか、考えさせられるところ。
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