世間的に成功しているように見えて、作家としての才能・実力は盛りを過ぎているオーギュスト・ロダンと出会った若き日のカミーユ。才能を愛され、運命の相手と公私を生き、師匠の制作の手足となっているうちに、カミーユの才能は彼のエピゴーネンと化し、感情はロダンの優柔不断さに振り回された揚句、別離。運命の恋に破れたカミーユは手を差し伸べてくれた画商もいたのに、破滅。以後30年、精神病院に監禁されたという女の一生。
ロダン「彼女には見える感動がわたしには見えない。彼女の作品はモデルを越えていた。カミーユに必要なのは実制作だ」
カミーユ「彫刻家のあなたはわたしの腹を撫でていたのに気が付かなかった」
カミーユはロダンの子まで産んで育てるのですな。
カミーユの弟ポール「才能は姉を不幸にしただけだった」
でもああいう人生って本当に不幸だろうか。情熱(受難?)に生きて、激しさの記憶のなかに死ぬ。なかなかそうドラマチックで芸術的な人生は味わえるものではありません。
Dance tune!何度でもリピートしています!!
「カール・ベームの芸術」シリーズの中の一枚、大巨匠ベームがウィーンフィルをふって録れた「ピーターと狼」と「動物の謝肉祭」です。
さすがウィーンフィルだけのことはあって、演奏がとにかくいいです。子ども達を音楽に親しませることを目的に作曲された作品ですから、演奏の良し悪しは極めて重要といえましょう。
また1974年の録音だそうですが、30年以上前の録音とは思えないぐらい録音状態も良好で、古い録音にありがちの気になるノイズも殆どありません。
またイギリスの大女優ギンゴールドのナレーションが「ピーターと狼」「動物の謝肉祭」の両方に付いているんですが、おばあちゃんが孫に語りかけているようなほのぼのとした語り口であると同時にユーモラスでもあり、好感が持てます。
ブックレットにはナレーションの日本語訳文も付いて、1200円というのはお買い得だと思います。
逆襲のシャアへの伏線が垣間見えるのが、大変興味深いです。
セイラさんがシャアの生存をブライトに仄めかしていますし(第45話)、実はハマーン様もシャアが生きているような事を何気につぶやいています(第32話)。
物語の終盤では、連邦のみならずエウーゴの上層部までも腐敗しきっている描写がされており、これが4年後の逆襲のシャアに至る理由付けにもなっています。
逆襲のシャアが好きな人は、ZZも絶対観るべきだと思います。
そういえば、ジュドーと一度だけ戦ったイリアやジャムルフィン部隊が、46話以降どうなったのか定かではありません。第45話では、リゲルググに搭乗したイリアとジャムルフィンのMS(機体のみ)の確認が取れているのですが、その後ジュドーと再戦し、戦死したような描写もないので、正に消化不良です。Zよりも3話短い事が影響しているのでしょうか?
よって、☆−1の評価で。
|