正直、昔の名作、lainや灰羽連盟が魅力的な特典を付けて1BOXでBD化したのに対し、2BOX販売で特典も弱く、個別の11人のみの総集編も別に出すというのでは、商魂逞しいなと感じてしまうのは否めません。SSSが単品で出るのが救いといった所でしょうか? しかし作品自体はエピソードも相変わらず練り込まれて居て、HDになることでより美しくなったのは言うまでもありません。 私は元々TVでビスタサイズの放送だったS.A.Cシリーズ、2ndGIG共に敢えてDVD購入を見送って、満を持してのBD購入なので映像の美しさにも大満足です。やはり本放送時にはとらえきれなかった細かい部分もHD化され鮮明になったことでより、奥行きや迫力を増しています。 BOX1のレビューでも書きましたが、物語はS.A.Cより思想性が増しており、見るものに考えさせる奥深い内容だと思います。 特典や売り方は納得がいかない部分もありますが、それを超えてあまりある作品の魅力がありますので、★5とさせて頂きます。
第一シリーズ13話「≠テロリスト」のコミカライズ。 廃墟となり無法地帯となっている海上プラントで、不可解な消息の絶ち方をしたエリート特殊部隊。そして16年前誘拐された時の姿のままで現れた少女・・・。
アニメではプラントを舞台にした激しい銃撃戦の印象が強かったが、今回ストーリーをたどると、かなり陰惨な話しであることに気付かされ、うけた印象が異なった。 コミックでもアニメと同様アクションシーンが多い一方で、”重い”陰惨な部分の掘り下げはあまりなく、不満が残った。アニメ版も同じような欠点は抱えていたのかもしれないが、動く絵のためごまかしが効いていたのかもしれない(または、アニメ版はそうした”重い”部分からは引いた、演出をしていたのかもしれないが)。
さて、本巻の巻末に”笑い男事件”の予告がされている。まさに待ちに待ったエピソードだけに楽しみ。
彼女を知ったのは「攻殻機動隊 stand alone complex」のオープニング曲でした。「何者にも属さない無国籍性(菅野よう子・談)」に惹かれて購入。想像以上に素敵な歌姫でした。聞く者の全身を駆け抜けてゆく「風のようなクリスタル・ボイス」に心が洗われます。
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