子供の頃、「ハンプティ・ダンプティ」を初めて聴いたときは、そのシュールな世界観がただよく分からないだけでしたが、このCDでは有名なアーティストが歌っているので、ちょっと不思議な世界観ながらも、身近なものに感じられました。
一曲一曲、短いものが殆どなので(最後の「コマドリの死」は長いですが。)実は、「視聴する」だけで一曲丸々聴けてしまうものが多いです。。
面白い一枚だと思います。
映画『地獄』と言えば、中川信夫監督作品。
現世こそが地獄であり、地獄は罪の浄化の場であるという思想を背景にしながら、それゆえにこそ現世の地獄の終着駅となる舞台設定を、介護付きとは名ばかりで実際には姥捨て山に過ぎない老人ホームとし、老若男女かまわず登場人物全員を強引に死なせて地獄へ落とす物凄い展開。
ただただ呆然とするしかない傑作だった。
あるいは、映画『地獄』と言えば、石井輝男監督作品。
生きても地獄、死んでも地獄、そもそも人生とやらに何の意味があるのか、全くの無意味ではないのかと問う、いかにも石井監督らしい強烈な作品であった。
これらと比較すると、この神代辰巳監督作品『地獄』は、意欲が空回りした中途半端な作品に思える。
当時、『大地の子守唄』『青春の殺人者』や『あぁ野麦峠』などによって、若手美人女優の中では最高の演技派として評価されていた原田美枝子が、なまじ「体当たりの熱演」を見せるだけに、そこに何らかの意味を持たせようとして、かえってナンセンスになったような気がしてならない。
もしこれが、映画初主演の新人女優に、思い切り無茶をさせるような映画であったなら…。
あの『幻の湖』くらいには吹っ切れた作品として、他の二つの『地獄』に匹敵するレベルになったかもしれないのだが…。
残念ながら、そうはならなかった。
むしろ、田中陽造脚本&神代辰巳監督作品『やくざ観音 情女仁義』や、神代辰巳脚本監督作品『女地獄 森は濡れた』の方が、もっと突き抜けていて素晴らしかった印象が強い。
こちらの2作品を、よりおすすめしたい。(といっても、現在はDVD廃盤のようだが…)
三匹のこぶたと赤ずきんがすごくよかった。
先月、日本昔話の方も買ったけど、こっちもすてき。
鶴田真由のかたり、すき!
音楽も話にピッタリあってた。
こんなところに!という本との出会い。ずっと昔に蒔いた種。何を植えたのかも忘れてしまった。芽も出ないで静かにしていたのに、ひょんなことで地面を掘り返されてしまった感じ。もう芽は出ないけれど、忘れてしまっていた苦い記憶、照れてしまう記憶、ドキドキした記憶も思い出されてくる不思議感覚。作家のもつイメージを裏切らない本です。
つい懐かしくてVol1を買い、結局3巻買ってしまいました。 みんな若い!(当たり前ですね。1974年ですから)とても楽しい、うれしかったです。
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