ついに現れたか・・・。 僕は期待と不安を胸に、このソフトのパッケージを開けた。 まず、説明書を読んだ。 「面白い・・・。」 説明書が面白いのだ。こんなゲームは初めてである。 僕はさらに期待を高めた。そして遂に、 光ディスクをゲームキューブにセットした。 ここで深呼吸。そう、焦ってはいけない。転ばぬ先の何なんとやらだ。 そして、慎重にふたを閉じ、遂にスイッチをONにした。 僕は、Aボタンを押し続けた。 そう、わざわざ設定画面から始めたのだ。 これは、新作ゲームに対するせめてもの礼儀だと僕は思っている。 新作ゲームだからこそ、敬意を込めて丁寧に始めるのだ。 オープニングを最後まで見た。そしてタイトル画面。 僕は、スタートボタンを押してしまった!!。 そう、それは紛れも無く、入り口。夢と希望の王国への第一歩であった。 僕はこのゲームに没頭した。もう止まらない。誰も止められない。 俺のマシンを止めることは出来ない。 始まっていたのだ・・・新世界が。 僕が宇宙を感じたとき、記憶の中で最後の君を見た。
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