明らかに非日常的なセカイへ舞台が移った所為か、設定や展開もかなり強引さが目立つ。
日本の少年マンガなノリの、特殊能力での攻防モノに路線変更かと思いきや、女性作家らしく?
そのへんは少し肩透かし。その方が良いのだけれど。
動機や思惑は様々なれど、愛する娘(レネズミ)の為に、危険を冒してまで集結してくれた同胞・仲間達。
そんな彼らを捨石にしてでも、我が子レネズミだけは落ち延びさせようと画策するヒロイン・ベラ。
その行動は母親らしい愛情とエゴとが同居していて、(不死化したとはいえ)実に人間味溢れている。
種族を超越した不変の家族愛。というテーマは感動的はあるけれど、それだけに人間ドラマ化
してしまっていて、ヴァンパイアモノならではのミステリアスな香気が薄れてしまったのが残念。
それでも楽しく読めましたが♪
劇場版を見てから、かなりの時間を経て、拝聴しました。
見所は、やはり、最初と最後の「天使の絵の具」です。
劇場版を補完する内容になってはいますが、むしろ、テレビ版と映画版が、
記憶のなかで一つに溶け合わされ、その後日談という体裁を取っています
記憶というのは、客観的なものではないし、文書として保存される記録にせよ、
結局は、集合的な主観に依存しているものですから、
こうした表現も、十分に成り立つものだと思います。
むしろ、こういう表現のほうが、芸術作品には適しているし、
真実味を帯びているようにも思えます。
ミンメイ、懐かしいです。あの憂いに満ちた顔が、胸を打ちます。
雨のなかを、ジッと耐えるようにして、打たれ続けている姿に、彼
女の女性としての成長が見られるような気がしました。
それ以外については、他の方のレヴューを参照にすれば、良いでしょう。
時間を置いてから見れば、懐かしさと感傷に浸れますよ。
この商品の為にプラズマTVとDVDプレーヤーを買い、どれだけ綺麗か期待して見ると・・・・
なんとザラザラ〜な画質!
ん??そんなアホな!?
通常版を再生してみるとこちらのほうが綺麗に見えるのだ。(普通に違和感なく見れる)
余計な物買っちゃったかな、と思いながら改めて見ると・・・・見える!!
通常版では黒くつぶれて、今まで気付かなかった背景がしっかり写っているのだ。
例えば閉鎖区画に閉じ込められたシーンの壊れたバルキリーなど。
普通に物語を楽しむなら、通常版のほうが自然に(綺麗に)見えるのでHDリマスターは不要です。
ただ、マニアの方はこのHD版で背景の描き込みを楽しむのもいいかもしれません。
正にメモリアル、資料としての価値が欲しい人向けです。
劇場公開作品「愛おぼえていますか」では、真っ暗だった画面に「天使の絵の具」が流れていたエンディングシーンには実は緻密な設定があった。 この設定を基にしてミンメイのコンサートシーンを中心にミュージッククリップとして作られたのがこの作品。 河森正治が監督を勤めただけあって、当時アニメ作品にはほとんど行われなかったビデオ合成を採り入れる工夫も見られた。 マクロス7でもきちんと正史に採り入れられたメガロード発進も描かれている。
アメリカの人間の女の子・ベラと
吸血鬼の男の子・エドワードのお話。
エドワードとベラはひかれあい、
それはベラがエドワードの秘密を知ってもかわりません。
エドワードにとってベラはとても魅力的な血の持ち主で、
ベラは運動神経が鈍いため怪我も多く、
抗いがたいその香りは、人間の血を吸わないと決めている
エドワードにとっては危険なことなのに。
そんなベラの血は、他の吸血鬼にも魅力的です。
ある日、エドワードたちと一緒にいたベラは
人間の血を吸う「普通の」吸血鬼に目をつけられ、
カレン一家が総出で彼女を守ろうとするが。。。
シリーズはまだ続きますが、
この上下巻で一応ひとつの区切りがついています。
2005年発売の新書の文庫化ですが、
一部加筆修正もあるようです。
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